4/17の四国中国九州地方の地震

 4/17(水)午後11時14分に高知県西部、愛媛県南部に強い地震がありました。私の高知市も10秒以上でしょうか、長期振動のようなゆっくりとした揺れが感じられましたし、朝まで小さいですが余震が感じられました。

 地震のあった豊後水道では400年間に震度6以上の地震が7回起きているそうです。今回は震度6弱でしたからこの統計に入るのではないかとも思いますが、南海トラフ地震が予測されている高知県では、一段と地震に対する恐怖が高まったようにも感じます。今回は津波が起きなかったからそんなに驚くような被害はなかったようですが、太平洋沿岸でもし地震が起きたら10m級の津波土佐湾沿岸には押し寄せるようですから、もう逃げるしかないと思います。

 日本中地震の安全な場所はないみたいですから、命だけでも助かるように避難場所は確認しておきましょう。しかし、非難ビルに指定されているところなど、夜中に入れるのでしょうか、普段はカギがかかっているようにも思います。タワーマンションなどそれは揺れる事でしょう、怖いに違いありません。

映画 オッペンハイマー

 やはり難解な映画だった。だからアカデミー賞を取ったのかもしれないと思ったのである。あまり理解できなかった自分が悪いのかもしれないが、一科学者が研究の結果でとんでもないものを作ってしまい、そのために人間的な良心の呵責にさいなまれて、世間の評価とは逆の方向に向かってしまう話ではあったが、途中のプロセスがやはり難解だった。それが実際に使われて多くの人を死に追いやってしまった現実は、彼を一生苦しめたのだ。

 今でいえばAiである。これはきっとすごい化け物になるだろう。何が本物で何がそうではないかが、人類自身が分からなくなってしまうのである。後10年も経てばこの地球上に、Ai関連物があふれているに違いない。それは紛れもなく本物ではないので、それを見抜くAiがまた存在し本物でない物が嘘でなくなり本物のように存在しながら、本物のように本物ではない物が拡がってゆくのである。自分で書いていて何が本物なのかが分からなくなってしまった。

 オッペンハイマーの時代にもしAiがあったら、やはり偽物の原子爆弾が存在していて本物の戦争に使われたに違いないだろう。絵画ではないが偽物が出て始めて本物の値打ちが上がるような話を聞いたことがある。抽象的な偽物から具体的な偽物までAiが制作を可能にするようになると、本当に世の中はカオス状態で混乱するだろう。書いている私がAiにもはや混乱させられてしまっているようだ・・・

今若者に人気の昭和歌謡

  この話を聞いた時私は「やっぱりいいものは、いつになってもいいからだ!」と強く思った。正直言って令和の時代のイントロの無いハイテンポ、ハイキーの言葉の多い我が国の流行り歌には、何も音楽的な魅力を感じられなかった自分だったので、このニュースを聞いた時には正直ほっとしたのである。

 アイドルの歌う昭和歌謡は歌詞にもストーリーがあり、だれもが共感できるメロディーで作られているのである。そしてサウンドも丁寧にそしてかっこよく作り上げられいるから、今聴いている人の心にも響いたのであろう。

 懐古主義でも何でもない、今インドネシアやマレーシアでヒットしている「Stay with me/真夜中のドア」などは今聴いても新鮮に聞こえるし、原曲以上の仕上がりを感じる。

 当時のアイドルに熱中した世代の子どもたちが、その時代の曲にはまり親子での会話が増えたそうだから、こんなめでたい話はないだろう。

昭和が終わって35年余り、良いものはいつの時代の人の心もつかむのである。

通訳とは

  先日日本人大リーガーのスキャンダルについて本人からの説明があり、新しい彼の通訳が日本語独特の修飾語は省き要点だけを英訳していた会見を見た。
そして4月1日にNHKで、極東軍事東京裁判の記録番組で戦犯の難解な日本語の弁明や判事の英語説明を、瞬時に訳していた通訳の存在を知り言葉を訳すというのは、本当に大変で命に係わる責任のある仕事であると再認識したのである。
 若い頃は英語と音楽の知識を生かしての、通訳もどきのアルバイトもしたこともあるが、きちんとした場所での通訳などは、なかなかできるものではないとわかり、
以後ボランティアの通訳以外はしていない。
 AIの登場で今後一番先に無くなる仕事が、語学関係の仕事であると聞いたことがある。なぜならもうAIは人間がジョークで笑う心情を、
既に理解できるようになっていて、どんどん進化しているからである。
「通訳」という言葉が将来死語になるかもしれないと思うと何やら一抹の寂しさを感じてしまう私であった。

このブログは高知新聞4月11日 読者欄に掲載されました。

 What is an interpreter?

  The other day, I watched a press conference where a Japanese big leaguer explained the scandal in person, and his new interpreter translated only the main points into English, omitting unique Japanese qualifiers.
Then, on April 1, I learned about an interpreter who instantly translated the war criminals' difficult Japanese speeches and the judges' English explanations in a documentary program on Far East Military Tokyo Trials  on NHK.
I was reminded once again that translating language job is a truly difficult, demanding, and life-threatening responsibility.
 When I was younger, I had a part-time job as a kind of interpreter, making use of my knowledge of English and music, but I realized that interpreting in a proper setting was not something I could do very often,
Since then, I have only worked as a volunteer interpreter.
 I have heard that language-related jobs will be the first to disappear with the advent of AI. This is because AI can already understand how people laugh at jokes,
The word "interpreter" will become obsolete in the future.
I feel a little sad to think that the word "interpreter" may become a dead word in the future.

This blog appeared in the Kochi Shimbun April 11 in the Readers' Section.

 

 

 

彼は本当に幸せか・・・

 世界中で一番有名なスポーツ選手のスキャンダルが、またまた世の中を騒がせている。彼が直接関係しているかどうかは分からないが、すぐそばにいる人でとても信用していた人の驚きべき犯罪に、新婚の彼も奥さんもその家族も親せきも、世間の注目の的になってしまっているのだと思うと、人間の本当の幸せって何なのだろうか?と改めて思ってしまう。

 私にはあんな才能も技術もお金も何もないが、普通に暮らせる幸せや自由があるのだ。「過ぎたるは及ばざるが如し」とは言うけれど、あまりにもすべてが過ぎすぎる人生も大変なようだ。

 もう普通の人生には戻れないだろうし、早く引退して慈善家にでもなり、普通の人に戻った方が幸せなのではないかなんて思うのは、凡人庶民のひがみなのかもしれません。

 

※今回ブログが短いので、ある塾教材会社の依頼で書き続けているコラムを、紹介しておきます。能登半島地震からもう3か月過ぎようとしています。寒空の下での避難生活は、さぞつらいものでしたでしょう。昨日も関東地方で震度5弱の地震がありました。東日本大震災以降、日本列島全体が地震活動期に入ったような気がします。そして一番心配な南海トラフ地震がまだ全く発生していません。明日かもしれないと思うだけで、高知県民はとても怖いです・・・。

https://www.youtube.com/watch?v=JkKf9VxkCFs

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春闘が盛んです。

 今年月収の4%以上の賃上げが、大企業では行われているようです。毎月の給料の4%で、額面が30万円なら毎月12,000円は上がることになります。そしてこれが上がるとボーナスも当然給与の数か月分ですから、上がることになります。私は自営業者ですから春闘など全く関係ありませんが、生徒さんのご家庭は影響があるかもしれません。

 日本にある企業の99.7%は中小企業で、労働者の7割がそこで働いているようですから、初めのうらやましいベースアップ春闘のお話は、それらの大企業には関係のない人たちには無縁のようです。これから物価が上がっていけばその賃上げは役立つでしょうが、もしまたデフレにでもなったら企業は、早々にその賃上げを止めるでしょう。

 少子化の影響か授業料を下げる塾もあるようですが、それで今のサービスが出来なくなるなら私は値段は下げません。チケット制、当日の授業予約、変更、キャンセルOKで振替も時間が選べる塾ですから、それが出来ない塾と比べれば、不便なはずがありません。しかし規則がないわけでもありませんし、その自由さは生徒と私の信頼で成り立っているのです。

 遅れる時は必ず連絡をもらいますし、授業中の私語も禁止です。でもそんなことが面倒だと、私の塾を嫌がる生徒もいましたね、そんな決まりに縛られなくても勉強が出来るようになって、成績が上がれば良いと思っている、可哀想な生徒でした。そしてそういうことを構わない塾があり生徒が集まっていると聞いて、少しショックを受けました。そこの塾長はどんな塾を目指しているのでしょう?ただ生徒に迎合しているだけではないのでしょうか、そしてそんなことが社会に出て、通用するとでも思っているのでしょうか、それを注意しない親も親です。私が古い人間だからでしょうか、いや違います。私が普通なのです。

 春闘は社会人のお話ですが、生徒や学生たちに多く関係してくる事柄であることは、間違いありません。やはり塾は学ぶ場です。勉強もそうですが社会習慣も身に付ける場所であると、私は信じて指導しています。