2012年度より中高生、国費で英検受験開始

 来年度から中高生に英検を国費で受けさせるようです。(及第点でも資格は与えないそうです。)今でさえ教科書を終わらせるのに精一杯の学校現場に、教える量が増える今年からこれ以上どういう風に英会話や英検の学習時間を捻出するのでしょうか。 
 私は日本人の使える(話せる)英語の近道は、高校受験や大学受験に英会話を必修にすれば、日本人ならすぐできるようになると前から思っていましたが、英会話学校などに行ける生徒のみが有利になりかねないので、学校での本格的な英会話授業が必要でしょう。まず「聴いて話す」これを小学校から徹底すべきです。そして学校授業で「読んで書かせる」順番で学ばなければ今の日本の英語教育では、到底無理な話です。これも民主党の政策の一旦なのでしょうか、何も分かっていない・・・可哀相なのはこんな政策に振り回される、現場の学校の英語の先生です。
2012年度より中高生、国費で英検受験…まず各都道府県8校  
読売新聞 1月7日(土)14時40分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120107-00000496-yom-soci
 文部科学省は2012年度に各都道府県で公立中学校・高校計8校程度の生徒に、英語検定試験などを国費で受験させる事業に乗り出す。
半数は外国人教員らによる英語指導を充実させた「拠点校」に充て、一般校の成績と比較する。英語力の底上げに向け、指導法の改善につなげるのが狙いだ。
 文科省が公立中高生に、民間の英語試験を国費で受けさせるのは初めて。日本英語検定協会が運営する英検の場合、中学卒業程度の3級で検定料は2500円程度。学力調査が目的のため、受験しても英語能力の資格は付与しない。
 文科省都道府県の希望に応じ、原則として中学2校、高校2校の計4校ずつを拠点校に指定し、英検受験の対象校とする。そのうえで、各県に中高同じ数の一般校を選んでもらい、8校態勢で受験させる。ただ、拠点校が4校に満たない県があれば他県分を増やす。
 拠点校では、英会話のクラブ活動などを通じ、授業以外でも英会話に触れる機会を大幅に増やす。指導法の効果は一般校との成績比較で検証する。
拠点校指定や英検活用の背景には、「『使える英語』の教育が遅れている」(文科省幹部)との判断がある。日本は、英語能力試験「TOEFL」の国別比較(2010年)で、アジア30か国中27位と著しく低い。文科省は事業を5年は継続し、拠点校も増やしたい考えだ。
最終更新:1月7日(土)14時40分