グリーンブック

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 今アカデミー賞作品賞を獲得した「グリーンブック」という映画が上映されています。なかなか骨太の作品でした。詳しい内容については映画の紹介を読んでいただきたいのですが、あの民主主義の国であるアメリカでさえ、半世紀前まではあからさまに人種差別が行われていたのです。その百年前にはその問題に端を発して、内戦(南北戦争)にまで行われましたから、いかにその問題の根深さを映画からも感じる事が出来ました。

 映画は素晴らしい教材です。私は英語はもとより、音楽そして映像に映る当時の生活様式まで学んでいます。もちろん映画のストーリーにも、心を動かせられることも少なくありません。先日無性にケンタッキーフライドチキンが食べたくなったのも、この映画の影響でしょう。昔は朝入ったら夜まで繰り返し同じ映画が観られましたから、軽食を持ち込み腹ごしらえをしながら、2回目の上映時には映画のストーリー以外に、周りの街の風景や街の様子などを気を配って観ていました。映画からかなりいろいろな表現を学んだものです。

 でも感心するのは原題があって、邦題がうまくつけられているのには、本当に関心させられます。高校時代観た「明日に向かって撃て」という題の映画は、原題は映画の主人公の二人の名前だったのですが、そんなことはその頃は知りませんから、外人さんと映画の話になった時に「明日に向かって撃て」を英訳しても、全く通じなかったのです。それで出演者の名前と映画のストーリーを話したら、分かってもらえました。印象に残る邦題をつける映画配給会社の人はすごいと思います。「グリーンブック」は原題でも「Green Book」です。

(追伸)このブログの新たな機能を発見し少し模様替えをしました。