高知大学医学部管弦楽団第36回演奏会

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 昨日5/19高知市かるポート大ホールにて、高知大学医学部管弦楽団定期演奏会が開かれました。この大学が高知医科大学と呼ばれていた時代、35年前の第2回の定期演奏会ファゴットで賛助出演したことがあり、たまたま知人の見舞いで大学病院を訪れた時に廊下にあったポスターを見かけて、聴きに行きました。

 プログラムもムソルグスキーのはげ山の一夜、ビゼーカルメン組曲そしてブラームス交響曲第一番とすごくて、また曲の仕上がりに驚きました。想像していたよりずっとうまかったのです。メンバーはやはり賛助出演の方も少なくはなかったですが、要所要所のパートには医大生が主席を務めて演奏曲への若い情熱を感じたのです。OBとして参加していた方の中には35年前に一緒に演奏した人たちもいて、医療現場の第一線で活躍しながら、趣味としてもまだ音楽活動を続けている彼らを、昔を思い出しながら眺めていました。病院で診てもらったこともあり、音楽談義にも花を咲かせたものでした。

 指揮者の方はしっかりとドイツ古典派を勉強された方なのでしょうか、重厚でオーソドックスなサウンド作りを感じましたが、私はもう少し弦も管もフォルテを鳴らすサウンドが好きなのです。でもアンコールのブラームスのハンガリア舞曲第5番は、弦も管も打楽器もフォルテが良く鳴っていました。このサウンドが最初からほしかったです。

 オーケストラのクラッシック音楽というと何か敷居が高いようにも感じますが、やはり数百年演奏し続けられてきたのにはそれなりの理由があるわけです。古くて新しいというか、同じ曲でも時代や指揮者で演奏は変わり、また聴く者に違った感動を与え続けているのですね、でも彼らは音楽を趣味として医学を勉強されていますから、余計に素晴らしい事だと思います。医療につながる音楽なども、ぜひ続けてやっていただきたいと願います。