気になるコロナ感染不安での不登校の児童生徒たち

 大変気になる記事をネットで見つけた。塾でも学校が休校の時は全部塾も休んだ生徒もいたが、学校が始まると塾にも来始めたので何とか安心できたが、このコロナ禍が益々ひどくなって冬になり入試などと重なると、その子らはどうなるのだろうとの不安がよぎるのである。

 コロナ感染が心配という話は分かるが、それで学校に行かず勉強が遅れて受験で失敗しても、学校や塾、教育委員会の責任ではないと思う。さもコロナが心配で仕事を休んで、収入がなくなったから何とかしてほしい・・・と言っているようにも思えるのだ。果たしてこれが世の中で通じるのかどうか・・・子どもだったらいいのか・・・そんな子は入試は無試験でいいのか・・・暑い中マスクをしながら夏休み返上で、学校に来て勉強している児童生徒も多くいるのである。休ませるなら一年遅れる覚悟で、休ませるべきではないかとも思う。

 そんな子がもし塾に来て、週数回で学校の授業の補習で受験に合格させて欲しい、と言われても塾では到底できないのである。そんなお子さんでも構わないレベルの高校へ行くしかない。

 

 さいたま市教育委員会は8月4日、市立学校が再開された6月15日以降、「新型コロナウイルス感染が不安」などを理由に調査日まで一度も登校していない児童生徒は計48人いることを明らかにした。調査は7月20日時点。全体(約10万2800人)の約0・05%に当たり、市教委は学習支援や心のケアなどの対応をとっている。

 市教委は、市立小中高校など計168校を対象に、感染予防を理由に休んだ児童生徒数を調査。26日間(6月15日~7月20日)のうち、1日以上休んだ児童生徒は計440人で、うち270人は小学生児童だった。休んだ日数は、1~5日間が277人▽6~10日間が52人▽11~15日間は28人。26日すべて休んだ48人の内訳は、小学生34人▽中学生12人▽特別支援学校生と高校生が各1人だった。

 休んだ理由は「感染が不安」のほか「家族に風邪のような症状があり、他の児童生徒に感染させないか心配」などもあった。文部科学省はこれらの理由で休んだ場合も感染した場合と同様に「出席停止」扱いとし、入試などに影響する「欠席」日数には数えない運用を認めている。

 市教委によると、一度も登校していない児童生徒に対しては、定期的に電話や面談をする▽ウェブ教材やプリントなどの学習課題を渡す▽定期テストを自宅で受けさせる――などの学習支援をしている。また、学習や生活に関する悩み相談や保護者の心のケアなどにも取り組んでいるという。

 細田真由美教育長は「決して少ない数ではない。すごく気を使って生活しており、家庭に与えるコロナの影響は大きい。休んでいる子が不利益にならないよう配慮していきたい」と話した。【朝日新聞記事より】