プラセボ効果 #1(このブログのダイジェスト版#のご案内)

 永年視聴している番組で「プラセボ効果」というのを取り上げていた。

 私はこれが偽薬を使う時の言葉とは知らなかったが、コロナワクチンの治験でも同じような事が行われていたように記憶していて、「病は気から」という言葉を実証する話であった。しかし内的な痛みならともかく、骨折などの痛みもこの効果があるとその番組では紹介していて、人間の信じる能力はすごいものであると感じたのである。

 一番興味深かったのは有名漫才師の写真を女性が生理痛の時に見ると、その痛みが和らぐ人が多い、という話であった。気分的なものではないかと番組では脳のMRIを取り、その写真に痛みが緩和反応する人の脳を調べたところ、確かに痛みを和らげる脳の部位が反応していたというから、驚いてしまったのだ。業界では知られた話でもあるらしい。

 ふとこれが塾で応用出来たらすごいだろうと想像した。私の写真を試験前に眺めた生徒は自然とどんどんテストに解答できるとか、である。自分で話していて少し恥ずかしくなったが、人間は心の持ちようでやはり困難を弱く感じられるようになり、解決してゆく能力が生まれ持ってあるのかもしれない。

毎朝自分に心が前向きになるような言葉をかける事(暗示)が大切なのだろう。

「俺は世界一男前だ!」と鏡に向かって叫び続けたら、自分は男前だと思えるようになって、自信がわき積極的な人生を歩めるのかもしれないが、「いい歳して何言ってんの!?」なんて家族から白い目で見られるかもしれない、とも思った。しかし物事「信じる者こそ救われる」のはまんざら嘘でもないようである。

 終わりに日本ジェネリック製薬協会のサイトより「プラセボ効果」の説明を添付しておく。

 

プラセボ効果
 本来は薬としての効果をもたないプラセボを服用し得られる効果のことです。プラセボを服用することで、病気の症状が改善することがあります。また反対に、プラゼボによって副作用(有害な作用)が出ることもあります。この効果は、生体が本来有する自然治癒傾向、自然変動をベースに、患者さんの暗示効果や期待効果、治療環境などの諸要因の影響により生じる結果の総和と理解されています。一般に、不安・緊張と疼痛に関連した症状ないしは病態はプラセボに反応しやすいと考えられています。

 

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