スターリンとプーチン

 5/23のNHK番組でこの二人を取り上げていた。独裁者が現れる条件に世界的パンデミックがあり、不景気があり、そして狂信的な祖国愛が起因しているようだ。レーニンの次にロシアの指導者になったスターリンは、力で国民を封じ込めて反対意見者を粛清したが、結局2000万人もの犠牲者を第二次世界大戦で出しながらも、最終的に勝利したので彼はいまだにロシアでは英雄なのである。

 番組ではプーチンの生い立ちも紹介されていたが、やはり能力と強運があったのだろう。KGBのスパイだった彼が知らず知らず政治の世界に躍り出て、首相になり大統領にまでなったいきさつが番組では描かれていた。体制維持の為なら何でもありの独裁政権である。彼はいつまでも生きてはいないだろうから、今のままの政権が続いたら戦争の後は不老不死の薬を求めるようになるかもしれないが、きっと彼の最後は突然やって来るような気がする。天はそんなに独裁者には甘くないだろう。

 ロシア皇帝の終盤の頃突然現れて皇帝一家にまで取り入り、政治にまで口を出した僧が確かいた。彼の名前は確か何とかプーチンと言っていた。彼の結末も悲惨なものだった。名前はラスプーチンだ。

 今となってはどちらかの国が止めるまでやり続けるしかないだろうこの戦争、

戦争で領土を取ってもまた取り返される戦争が、必ずあるのが世の常である。

ロシアという独裁国は22世紀の地図には消えているかもしれない・・・

スターリンとプーチン 世界を激震させたふたりの実像に迫る 映像の世紀バタフライエフェクト|予告動画 |NHK_PR|NHKオンライン