2023年令和5年度が始まります。

 2023年4月令和5年の新年度が始まります。おかげさまで本年度の入試も大学入試は、久しぶりに歯学部の現役合格を含め高校入試も合わせて100%全員合格を、今年も達成いたしました。もう何年続いているでしょうか、特に近年高校入試で私立併願の生徒が高知では少なくなってきまして、生徒別の公立高校の志望校選択が大変重要になっています。そしてギリギリでも上位高校に多く合格させれば良いというスタンスの塾は、近年避けられてきているように感じます。当塾が昔から生徒の進路指導において、各自の性格や進学先の校風、学習レベルそして授業形態なども考えて、人生に一度しかない青春時代の高校生活を勉強だけに振り回されることなく、有意義に過ごしてもらいたいという考え方が、今でははっきり認められてきました。やはりこれには経験が必要ですね、塾経営には教務指導力と塾経営力が両車輪的に必要だとよく言われますが、最近は進路指導力も不可欠だと私は感じています。
 それには生徒や保護者からの強い塾に対する信頼が必要で、塾長もその受験生の人生を背負っているという責任感が絶対に必要です。教務や経営に関しては講習もたくさん開かれていますが、進路指導力は一般的な事について塾評論家は言えるかもしれませんが、実際は現場知識が一番必要ですから、やはり長く経験を積んだ塾長にかなうものではありません。私はあくまで地元高知県の高校受験について知っているだけで、同じ四国内でも徳島や愛媛、香川の高校受験などについては何も分かりません。
模擬試験の結果の偏差値だけで合否の予想を判断している塾が多いとは思いますが、さらに私は機械では測れない生徒とその受験高校の相性なども考えて進路指導していますから、良い結果につながっているのだと思います。しかし、生徒によっては制服がかわいいとか家から近いとかの理由だけで受験志望校を決めている事もあり、私は生徒にその高校の志願理由を文書に書かせて、保護者にも見せ了解を得るようにはしているのです。合格レベルに入っていればよいのですが、レベル的に無理な時などは面談を重ねます。中にはダメもとで落ちてもいいから受験してみたい・・・という生徒もいますが、高校受験のA日程で不合格になる事が、どれだけ精神的に大変できつい事なのかなど知る由もありませんから、学校でも相談してもらいその考えを変えてもらうのです。

 塾によってはこのような進路指導をする、転勤族の大手塾の塾長もいるようですね、そんな彼らは多分塾経営は売り上げの数字と生徒数そして合格者数だけを評価されて、給料が決まっているのでしょう。大変だと思います。その点個人塾の塾長は転勤などありませんから、じっくり腰を据えて先を見越した教務指導や経営ができます。個人塾の塾長はより進路指導力の向上を意識されてください。きっと塾への考え方がより良い方に変化していく事と信じます。速読も始まります、まず私からやっています。