大相撲名古屋場所のNHKの中継がないそうです。

 天下のNHKもとうとう堪忍袋の緒が切れて、日本相撲協会に厳しい裁定を下しました。理由はNHKに寄せられた多くの放送中止への要望だったそうです。NHKの電話回線がパンクするくらいの件数だったようで、さすがにこれらの意見には反対はできなかったとか。数年前からのごたごた続きでいつも協会の大男が謝っている姿は、はっきり言って何も反省の姿は見られなかったのです。
 中学校卒で体一つで稼いできたのは分かりますが、いくら相撲の実力の世界とは言っても世間で賭博などが許されるわけもなく、二十代でその世界の王者に君臨しチヤホヤされ、社会経験もなにもないままその世界に残って引退しても、若い者を指導などできるはずはないかも知れません。可哀相といえば可哀相な世界の方々です。いっそのことプロ野球のようなプロ相撲リーグを作ってトーナメント形式で個人優勝よりチーム優勝を狙うような、プロスポーツに変えたらどうでしょうか・・・社会人相撲とかあって各企業がチームを持ち合い、リーグ戦でその年の優勝を争います。そうすればもっと健全に相撲は底辺が広がるのではないでしょうか。
 しかし、普通の世界を何もしらない二十歳そこそこの若者が、怪我などで体など壊し相撲世界から去らなければならない悲哀を感じて、どっか現代社会にはなじまない今の日本相撲協会のような気がします。今回の事件をきっかけに誰が見ても良くなったといえる団体に、変わってほしいと願います。