参議院選挙の結果から

 やはり予想通り民主党の惨敗になりました。今の逼迫した国家財政状態において気持は分かりますが、それをあえて自民党民主党も消費税10%を口にし、誰でもそれは仕方ないと分かっていたにせよ声高に選挙前に言われれば、それは誰だってそこに入れたらすぐ消費税が上がるように動き出す・・・と思うのは、間違いありません。ですからそれを否定も肯定もしないが、その前に国民に国会議員はもっとやらなければならない事がある!と言ったみんなの党が国民に強く響いたのは当たり前です。そんな国民感情が分からない国会議員では、この国の再建は無理ではないかとも思います。
 かつて小泉元総理が「国民みんなが今は痛みを分かち合い、将来をよくしていくように我慢しよう。」と呼びかけ多くの国民はそれを支持しましたが、その痛みは結果的に社会的弱者にばかり回るようになり、結局自民党政権は倒れました。難問山積ですが事業仕分けのような分かりやすい行動を国会議員が率先して行わない限り、今の政治不信は消えないと思います。子ども手当てだって高校無償化だっていつまで続くことやら・・・一度こういう甘い汁を覚えると国民は、またそれが支給されなくなったり、高校授業料が必要となったら大きな不満になって現れると思います。まずは国会議員諸君から血を流し、国民にその意気込みを見せるしかないのではないかと思います。
 いまみんなの党だけでも議員全員が給与・賞与の10%を返上すると行動すれば、国民に大喝采を浴びることでしょう。いやもうそのタイミングを総選挙前にずる賢く狙っているかも知れません・・・政治にはズブの素人の私でも、これくらいのことはわかります。