爆買い景気

 中国や台湾から春節休暇を利用して、我が国に多くの観光客が訪れている。ニュースで見るたびにこれは都会の話だろう、景気のいい話でうらやましいな・・・と思っていたら、高知県のすぐお隣の大歩危峡や祖谷地区にも、多くの春節を利用した観光客が訪れているというのである。何でこんなところに?と疑問に思ったら、数年前から山城市は台湾や中国の旅行会社に直接売り込みをかけ、その効果が円安も絡みようやく出てきたようなのだ。そこからもう少し走れば高知県なのだが、高知ではまったく中国や台湾からの観光客の話など聞かない。バブル時代に大挙して日本人が海外の免税店でブランド品を買いまくったような同じことが起きているのだろうとは思うが、わが県も何か手だてがないだろうか。
 そこで一計を考えた。その観光客の主な目的は安心できて高性能の日本製商品の購入であるから、山城市の隣の高知県大豊地区に日本一の広い免税店を作り宣伝するのである。建物は廃校になった学校施設などが良いだろう。運動場は大型バスの駐車場にして、とにかく売り場面積は日本一大きい免税店にして客を呼ぶのである。出店希望者は高知県下の企業に限定し、販売員などの雇用は地元地区から求める。大きな村おこし運動に発展しないだろうか、上海や台北から高知龍馬空港へのチャーター機を飛ばし一定の金額以上の買い物をしてくれた方には、飛行機代が半額になったりその金額分の次回の訪問でわが県だけで使えるクーポンを配るのである。なんとか高知県もこのおいしい話にあやかりたいと思いませんか?