この話を聞いた時私は「やっぱりいいものは、いつになってもいいからだ!」と強く思った。正直言って令和の時代のイントロの無いハイテンポ、ハイキーの言葉の多い我が国の流行り歌には、何も音楽的な魅力を感じられなかった自分だったので、このニュースを聞いた時には正直ほっとしたのである。
アイドルの歌う昭和歌謡は歌詞にもストーリーがあり、だれもが共感できるメロディーで作られているのである。そしてサウンドも丁寧にそしてかっこよく作り上げられいるから、今聴いている人の心にも響いたのであろう。
懐古主義でも何でもない、今インドネシアやマレーシアでヒットしている「Stay with me/真夜中のドア」などは今聴いても新鮮に聞こえるし、原曲以上の仕上がりを感じる。
当時のアイドルに熱中した世代の子どもたちが、その時代の曲にはまり親子での会話が増えたそうだから、こんなめでたい話はないだろう。
昭和が終わって35年余り、良いものはいつの時代の人の心もつかむのである。