将来から見て今の政治状態は・・・

 最近は受験や学年末の教室の様子などをブログに書いてきたが、今日は少し政治について感じる事を書きたい。私たちが政治家を選ぶときの要素の理由はさまざまであるが、産業や業種によってはそこに有利な行政を行ってくれる政党や団体を応援するものであるが、塾業界はこれといって特別に押している政党や団体はなく、個人的な心情で選んでいるようだ。
 数年前の自民党のころころ総理が変わり、途中でなげだした政治家の失態にはいささか愛想が尽きて、新たな無血市民革命として今の民主党の政権に期待はしたが、最近は見事に裏切られた格好で、私としてもいささか愛想が着いてきたのである。内部崩壊が始まっており今の政権はきっと新年度予算成立と引き換えに、いや総理大臣自らの問題で終焉を迎えるのではないだろうか。もともとが根本的な考え方の違いを押さえ込んでまずは、自民党に対抗しようとする政党を作る目的で集まった政党であるから、些細な事で意見の相違が表面化すると、個人的な感情も相まっての対立構造が浮き彫りにされ、大事な国家の政治よりも政局に、振り回されてしまうのである。今年になってそんなことが言われ始めて久しいのに、国会では大局的な討論は行われず、個人的な攻撃が相変わらず続いている。春からの新年度予算が執行されなかったら、いったいどうするのだろうか・・・公務員の給料が4月から出なくなったり、行政サービスが滞ってしまったり、公立学校の新学期が始まらなかったり・・・そんなことになって初めて今の国会議員の無能さを、国民は知るかもしれない。
 今の時代が政治経済や公民の教科書に載る将来に、今の政治状態について学ぶ将来の若者たちは、今の我々の政治状況をどのように分析するのだろうか。決して政治家がすばらしかった時代とは言われないと思うし、それを見逃してきた国民もおろかだったと言われるかもしれない。


 3/11午後2時46分に起こった東北地方太平洋沖大地震に被災された方に、心よりお見舞い申し上げます。管政権に天はまた大きな試練を与えたようですが、政局など気にせず被災した国民のために、超党派で全力で働いていただきたいとお願いします。