おひさま

 NHKの朝の連続テレビ小説である。ふとしたことで日曜日にやっている前週のまとめを見て以来、毎日見るようになってしまった。朝8時からの放送をビデオにとり少し遅れて一人、朝食を食べながら見るのが日課である。私がビデオにとって見るくらいだからかなりの視聴率らしくて、見続けているとおもしろい。
 いろいろなぜおもしろいのか自分なりに考えて見るが、やはり厳しい時代の女性や子どもたちのけなげに生きる姿に、共感を感じるのかもしれない。主人公は私の母よりは一年代上の世代だからご健在なら90歳近いだろうが、そんな方々も若い頃は悩み苦しみ生き抜いてこられたのである。
 戦前の小学生と新米先生の話なら「二十四の瞳」が有名だが、そこまで強烈な反戦内容ではないにしてもこの「おひさま」にも、作者のこめる静かな反戦への思いを私は重く感じている。 ちょうど今夜民放送で同じような小学生と若い先生の最近の話題作「ブタがいた教室」をやっていた。これは本当にあった話のようだが、ぜひ親子で見てもらいたい作品で何度見ても考えさせられる。
 塾といえば受験塾のイメージが強いかも知れないが、小学生には受験指導はやっていない。むしろ心健やかに基礎学力をつけてほしいと、一般科目のほかに少ない時間だが、極力童話や物語も聞かせている。国語力のUPにもつながるし、彼らが大人になってまたその子どもたちに語りつないでほしいと願うからである。
 「おひさま」も「ブタがいた教室」も時代こそ違っているが、子どもたちとそれを暖かく見守る新米先生の話が、土台になっている。日本人はこの類の話がすきなのかも知れない。いや私が好きなのだろう・・・。


(追伸)ラーメン好きな私は、このラーメンを定期的に食べたくなるのです。ラーメンにご興味のある方はお試し下さい。おいしいです。