投稿 小さなコンサート

 9月19日に宿毛市で、同市の障害者作業所を支援するチャリティーコンサートが、今年も開かれました。21回目だそうで、私ももう20年近く高知からそのコンサートを手伝いに行っています。いつもながらのアットホームのコンサートで、歌あり踊りあり。出演者も小さな幼児から80歳近くの方までおられ、披露される音楽もアニメソングからシャンソン、ジャズ、民謡、演歌さらに今はやりのJポップ、支援する作業所のメンバーの歌、そして最後はご当地ソングの「宿毛元気音頭」まで盛りだくさんですが、全部生バンドの演奏で行われました。
 台風の余波で足元は悪かったですが、年に一度のこのコンサートを楽しみにされている方も多いようで、ほぼ会場は満席でした。高知から手弁当で友人たちと永く手伝っていますが、いつもながらの暖かいもてなしやおいしい地元料理、そして年に一回聞く宿毛弁を心地よく感じながら、ついつい毎年手伝いに来てしまいます。音楽は私たちの気持ちを明るくしてくれ、元気を与えてくれます。そして誰かの役に立つ宿毛のこの小さなコンサートの灯は、これからも多くの人によって守られていく事でしょう。

このブログは高知新聞 9月25日朝刊「声ひろば」の欄に掲載されました。
http://www.kochinews.co.jp/voice/1109/110925vhiroba05.htm