勉強は最後は自分でするものです。

 早ものでもう2月です。受験シーズンのたけなわで特に今年は寒い冬なので、受験生の体調管理に気を使います。一年間苦労して準備してきた受験も、いま体調を崩して今までの努力を無駄にしてしまう事があってはならないと祈るだけです。
 受験に関してできれば合格して欲しいのですが、合格者がいれば不合格者もいるのが受験の常で、前期試験などでだめだとこちらとしても、後期試験では志望校を再検討したりもしくは必勝を期して臨みますが、決して塾に何時間も来させて塾漬けの指導はしていません。お金も掛かりますしもし高校へ入っても自分で勉強できなくなる恐れがあるからです。よく家では集中できないから・・・、とか聞きますが、だからといって塾に来て勉強するというのは筋違いのように感じるのです。勉強は最後は自分でするものです、受験は誰も替わってくれません。今自分で乗り越えられなくて、先に進んだ時またこんな状態になったら、再び塾に駆け込むのでしょうか。
 以前通い放題のシステムを取り入れた塾の先生が話していましたが、親が家にいたら光熱費もかかるから塾に行って涼んでこい、と生徒に話したそうです。そういえば勉強を熱心にしているでもないのに、つるんで2〜3人が塾に来ていたそうで、やる気が見えないから問いただしたら、その親の話をしたそうで、翌年より通い放題は止めたそうです。
 教室が自習室もあり広かったそうですが、幸いここの教室はそのスペースはないので、理由もなく塾に来て涼んでいくような不心得者はおりません。図書館にでも行けば良いのです。面倒見の良い塾といわれている塾ほど、塾漬けになりがちです。さも病院に治療に行って自宅では静養できないからと、病院に一日中いるようなものです。それではきっと病気は治らないでしょう。

 自分で管理できなくて何の進歩があるでしょう、そんな事を認めている塾に通わせている事は、お子さんをだめにしているかもしれません・・・。