投稿 小学生の英語教育が正式に決定されそうです。

何やら小学英語の今の教育に意見を持っている私に、「喧嘩」を売っている今日の話題のように思えないでもないが、どうもわからない。
 私は小学生から英語を教えることは否定していない。むしろ賛成の方だが、今の教育制度の中では中途半端で時間が足らず、指導者もいない。日本人としてより大切な基本的な教育を止めてまですることはない!という私の主張なのだ。
 政府のこんな話が先走るから、巷に広がる英語もたいして分からないおばさんがやっている教室で、英語を習ってそれで満足する日本人子弟が出てくるのであろう。肝心なのはどうしてわが子に小学生から英語を学ばせたいかを、学ばせる親たちは深く考えるべきである。いま英語をペラペラにしたいのか?いや、学生時代は英語に苦労しない子どもにさせて大人では英語をペラペラにさせたいから・・・、こういう親が私の教室には一番多いから、それに則した指導を私はしている。親は欲張りで英会話が出来てさらに、英語の成績が良いわが子を望まれる。先に述べたおばさん先生にそれが託せるであろうか・・・。英語も聴けない話せない先生には無理な話だ。
私たちは日本語がぺらぺらです、でも国語が100点ですか?両方はまず無理です。私の教室はしっかりとした言語理論を基に、30年英語教育をやっているから言えるのです。わかる親は分かるから良いが、分からない人にそこら辺の俄かづくりで英語を教えているおばさん先生と、一緒にはされたくない。
 どうも文科省のお役人は日本国民全体に英会話ができるようにさせたいのだろう、そして英語の成績も良くしたいのだ。でも理数科の低学力化が叫ばれて久しいし、国語力の低下もはなはだしい。さらに体力も低下している若年層の我が国民である。塾では小学生の英語だけを学ぶ生徒は少なく、必ず算数国語を一緒に希望されそれらの試験が良くなければ大抵「英語は今はやらなくても良いので、算数国語を御願いします。」といわれるのである。私もそれが良いとおもうからその希望に沿うが、そんなやり方でも英語は少しずつ続けて行くと、中学校では最初のスタートからは全く違うし英語の大切なリスニングの基礎は、良くできるようになる。また小学校で英語が正式科目になり英語が始まると当然試験はあるだろうから勉強し、中学英語も始まりから変わってくるだろう。どんな先生が小学校で英語を教えるのかは知らないが、中学での英語の授業が効率よく学べれば良いが、生徒のレベルも理解度もまちまちで結局中学でやり直さなければならなくなるようでは、やらないほうがましになってしまうだろう。
 やはり今の教育制度を抜本的・根本から変えないと、全部が中途半端になってしまう気がするのだ。なぜ7歳からしか教育は始まらないのだろう、なぜ18歳で高校教育は終わるのだろう?早く始めて長く伸ばせば土曜を休みにしても学習時間は確保される。そんなこともしないで授業科目をふやして土曜日など休みにしている場合だろうか、そして祭日が多すぎる。受験塾のように学校を開校すべきだ。いやいっそのこと語学や理科、数学、国語、体育のできる子を選んで英才教育を国家で施したら近道ではないかと思う。それぞれのエキスパートが、手っ取り早く増えるだろ。
 素人の私が色々浮かぶ教育制度、プロの官僚たちよ、はよう何んとかせんかい!

さすがにこの内容では投稿はできませんでしたが、まとめた内容が6月3日高知新聞読者欄に掲載されました。
http://www.kochinews.co.jp/voice/1306/130603vhiroba05.htm


ヤフーNEWSより
「小学英語」正式教科化で一致 政府の教育会議提言

 政府の教育再生実行会議(座長・鎌田薫早稲田大総長)は22日、国際化社会における人材育成と大学改革について議論し、小学校で英語を正式教科とすることを柱とした提言案を大筋で了承した。来週にも安倍晋三首相に報告する。
 提言の素案は、小学校英語の拡充を掲げ、現在は小学5、6年で週1回の「外国語活動」として実施している授業を、正式な教科に格上げすることを提唱。授業時間の増加、英語専門教員の配置や、4年生以下に英語を教えることも求めた。
 下村博文文部科学相は会議後の記者会見で「(教科化は)目安として4年生からと思うが、専門家が議論する必要がある」と話した。

2013年05月22日水曜日