11/17 今日の八重の桜を見て

 なかなか重い内容だった。今日の主人公徳富蘆花の「食うために小説を書くのではなく、小説を書くために食うのだ!」と・・・、すると八重が「苦労と不幸とは違う・・・」と言うのである。思わず唸ってしまった。強く信じる糧があるから言える言葉かもしれないが、ふと我が身に置き換えて見た。「食うために塾をやっていないだろうか・・」30年前塾を始めたときは「塾をやりたいからアルバイトをしながら食っていた」のである。苦労したが夢があり不幸ではなかった。生徒数も増え責任もあるから浮草のような経営では生徒の面倒は見られないが、少し忘れかけていた初心の気持ちだと反省したのである。
 どんなに成績が不安でも、高校受験が心配になってもミシガンに行けば私がいるから大丈夫!と思ってもらえるような塾にもっとしてゆこう!
 今日松山である出版会社の研修があった。東京から塾コンサルタントの方々が来て、いろいろ勉強になる話をしてくれた。日曜日の今日、朝早く起きて往復約6時間かけて車を運転して参加した。高知からの参加者は私だけだったようだが、それなりに学ぶべき点はあった。また会場の伝統ある中高一貫校の生徒のマナーの良さにも驚いたのである。そんな研修を受けたばかりに見た番組だから、余計に啓発・啓蒙されたのかもしれない。みなさんの人生の時間が確実に減っているように、私が塾をできる時間は確実に減っている。生徒のために更に精進してゆく所存である。