ベネッセの個人情報漏えい事件に思う

 管理している責任者が犯人だった今回の事件、こうなるとどうしようもないだろ。はやり責任はその責任者を使っていた会社にあるだろうし、被害を受けた親会社のベネッセも加害者であると言えよう。個人情報はどこから漏れているのかわからないが、ちゃんとそれなりの年齢になるとDMや電話がしつこいくらいあるから、困ったものである。自宅の電話は面倒なので昼間は取らないことにしているが、電話を掛ける方はノルマがあるのだろうか、夜の遅くにかかってきたことがあり電話口で怒鳴りつけたら、そこからは電話がなくなった。あれは一種の脅迫のようにも思うのである。電話一本で商売になればそれは簡単だろうし、やはりいいタイミングでDMが来れば話も聞きたくもなるが、こんな事件があった後はさぞやりにくいことだろう。
 塾にも対象となる年齢の子どもの住所や名前を買わないかと売りに来るFAXが時々入るが、プリントアウトしないでちらっと液晶表示を見て消している。商売している限り鼬(イタチ)ごっこかもしれないと思った。
 でも地元の新聞に生まれた赤ちゃんの名前を出さないかと誘う記事があり悦に入って出したものだが、今考えればあれがすべての始まりかなとも思う。情報は漏らさないとか言われても信用はできないし、確認もできないのだ。そう考えれば新聞投稿も危ないかもしれない。データベースで残されているから、他人でもお金を払えば私の記事が読めるのである。
でもそれを覚悟での投稿だしこんな問題に遭遇することが「生きている」という証なのかもしれないとか思うと、個人って、情報って一体何だろう・・・なんて考えてしまうのだ。書いていてますますわからなくなってしまった・・・。