若者の車離れと晩婚化の考察

 燃費不正データで会社の存続も危ぶまれた三菱自動車の問題が解決もされていないのに、再びスズキ自動車でも同じような事が表面化した。やはり燃費は自動車購入の上では決め手となる要素としては大きいから大問題になっているのだろうが、公に発表されている燃費データが現実のデータとかけ離れているのは、私も「どうして?」と思っていたのである。
 今は1Lあたり30kmは広告の燃費データとしては当たり前になってきたが、実際乗ってみると20kmも走らないのである。実験車と実用車との差は多少はあるかもしれないが、30%以上も違ってくると公表されている燃費は本当か?と思ってしまうのは私だけだろうか、自動車販売店の営業マンは「実際の実用燃費は公表燃費の7割くらいですから・・」と公言するのである。しかし相撲取りのような重いユーザーが乗るわけでもないのだから、一般的な実用燃費も発表しろよ!と言いたくなるのである。インターネットには実際に走行した燃費実績なども載っているから、やはり燃費が気になる時はそれらのデータを見ておく必要はあるだろうが、やはり腑に落ちない私である。素晴らしい燃費が期待されるハイブリットカーも、実際にはなかなか20kmは走らないようだから、今の車に夢のような燃費を求めるのは酷なのかもしれない、バイクに乗りましょう!大きさにもよりますがリッターあたり50kmくらい走ります!
 車を維持してゆくにはかなりの経費が掛かるから最近は、車を欲しくない若者が増えているようである。でも必要な時もあるからその時はレンタカーを借りるという。カーシェアリングなども増えてきた昨今、何とか自動車離れを防がなければならない自動車メーカーが、ユーザーを裏切るような事をしていては、ますます車離れは加速してしまうだろう。
 私が20代の時は月給は車代で消えていった。当時の若者には車は必須アイテムだったのである。特にデートの前にはピカピカに愛車を磨き彼女好みの音楽をカセットに編集して、カーナビなどないからドライブコースを頭に叩き込み彼女の家にその車で迎えに行ったものであるが、今はその若者が車から離れている現実が結婚できない若者を増やしているのだろうか、などとふと思ってしまった。
 この歳になっても真夏の高速をアロハシャツでも着てサングラスをし、ちょい悪なスタイルでコンバーチブルオープンカーを走らせてみたい気持ちはある。隣に座るのはもちろん・・・・。でもその車のナンバーは「わ」から始まる車だろう・・・。