プロフェッショナル 仕事の流儀

 NHKのこの番組を毎週見ている。世の中にはすごい人達がどこの世界にもいて成り立っているのだと改めて感じ、やはりプロはすごい!といつも思う。仕事に貴賤の差はないと思うし、その仕事一筋で周りの人を幸せにし、自分もその恩恵で生きていける事はやはりすごいことである。新社会人が新たな一歩を始めるこの春、私も32年前の4月1日に英語教室を始めた。
 なかなか稼ぎにならず当初は大変だったがいろいろな人に助けられて、今もこうして英語以外にも教える学習塾を続けられている。自分しかできない方法でやっている自負はあり、だから一味違うから遠くからも通ってきてくれている生徒もいるのだろう。心がけている事は、やっぱりミシガンに来て良かったと帰る時に思ってもらう事である。「流儀」と言えば私らしさであろうか。
 全国的な塾の研修などにも参加するが教材会社のコラムを毎月書いているからか、知らない方からも声を掛けていただけるし、できるだけ若い塾長たちと話をするようにしている。まだ若いのに私の塾の何倍もの生徒数の大きな塾を経営し多くの人を使っている人もいる。でも彼らには「塾を一から始めた頃の初心を忘れないように、塾がどんなに大きくなっても経営者である前に教育者であってほしい。できるだけ現場に出て生徒たちと触れ合ってほしい。」といつも話している。私たち塾関係者には毎年同じようなパターンかもしれないのだが、通ってくる生徒は毎年違っていて私たちは、彼らの大切な成績や進路などを預かっているからだ。でも試験前に同じ事を生徒に伝えても、もらってくる点数は違う。どちらに原因があるとかではなくて、精一杯両者が納得がいくような結果にしようと私は努力するのだ。
 日々精進 やはりプロはこの言葉にすべてが現れていると思うのである。
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