9/22 NHKEテレの音楽番組で久しぶりにストラビンスキーの「春の祭典」を鑑賞した。オーケストラがキリシマ祝祭管弦楽団という聞きなれない団体であったが、演奏そのものは素晴らしいものであった。弦楽器も管楽器も打楽器も100人近いフル編成でホルンなどはワークナーチューバにも持ち替えて、8本とそれはサントリーホール全体がきっと鳴り響いていた事だろう。演奏者を見てみると在京オーケストラの主席クラスや各地のオーケストラのトップ奏者で構成されているようで、道理でうまい訳である。
11拍の連打で始まる「いけにえの踊り」はいつ聴いても気分が高揚する私であった。まだ生演奏の春の祭典は聴いたことが無い私であるが、録画してステレオにつなぎ昼間大きな音で楽しんでいる。
ロシアのウクライナ侵攻以来ロシアの作曲家の演奏は封印をしていた私であるが、やはり好きな曲は好きなのである。アンコールの「火の鳥」を素晴らしかったから余計に芸術と戦争は関係ないと思いながらも、やはり少し複雑な気持ちはぬぐえない私である。一日も早く平和な世の中で、心豊かにウクライナの方々が芸術を楽しめるようになることを、祈るものである。