公立高校入試まであと少し

 今日の高知新聞の朝刊社会面に、中三生が通っていた塾に三度も放火したのは受験からのストレスで追い詰められての犯行だった、という記事が載っていた。普段はまったく目立たない、成績も良いほうの生徒だったようである。

 以前大学受験問題を高三生に教えていた時その生徒がふと、「今の大学受験の方が勉強は大変やけど、高校入試の時の方が精神的にはしんどかった。試験が近づくと戦争でも起こればいい!と思ったし、ちょうど試験日が13日の金曜日だったからすごく嫌だった。だけど友達とその事を話したらみんな同じ事を思っていて、また13日の金曜日も自分だけやないので凄く気持ちが軽くなった、のを覚えている。大学入試にストレスを感じないと言ったら嘘になるけど、自分で決めた事だから強くストレスを感じないのだと思う....。」の言葉を思い出した。

 何かここにヒントがあるように思う。中学生は高校生と比べて確かに精神的にも弱いかもしれない。しかし、入試に対して自らのモチベーション(動議付け)をはっきりさせればそのストレスの受け止め方は変わって来るように思う。「なんで受験勉強してそこの学校を受験するのか?」と言うことが生徒自信ではっきりわかっていれば、受験ストレスはかなり軽減されるようである。ただ「勉強しろ!」と言うより志望校決定の段階で「いける学校」より「行きたい学校」を選び自ら努力させれば良いのではあるまいか。

 学校や塾の先生、子供任せにするのではなく親も積極的にかかわって学校選びを助言することは、もっと大切であることは言うまでもない。あなたの大切なお子さんの進路ですから....。

    Always Do Your Best, Always You Are Not Alone!
    (がんばれ受験生、君達をいつでも応援しているから)