「Juku-choのひとり言」のアクセスが1000件を超えて・・・

 おかげ様で教室のHPのアクセスが600件を超え、またこのコラム「Juku-choのひとり言」のアクセスは何と1000件を超えました。その数の違いを考えると、こちらを自分の「お気に入り」に加え定期的に見ていただいている方、リピーターの方が多いということかも知れません。ありがたい事で身が引き締まる思いです。ありがとうございます。

 「塾の仕事をしながら私学受験について、意見を述べることに抵抗はないか?」とのメールをいただきました。抵抗はありません。読んでいただければわかりますが、私は私学を否定しているのではないからです。私が子供の頃は家も貧しく日々の生活で精一杯でした。私学へ行っていたのは裕福な家庭のお子さんで、しかも頭が良かったりスポーツが秀でていたりする方たちだったと思います。経済的にも能力的にも私学に行ける条件を備えた方たちでした。
しかし、この3〜40年で国民生活は飛躍的に向上し、経済的には誰もが私学の教育を受けられるようになりました。公立校の平均化もあり、よりよい学習環境を目指して受験がエスカレートしていったのです。定員は変わらず希望者が増えれば、競争率は上がります。私学もよりよい人材を得ようとより高度な入学試験を課してきます。益々競争は激しくなります。塾同士の競争もそうです。あちらが4時間ならこちらは5時間、だったらそちらは6時間・・・。まるで冷戦時代の核の抑止力のようです。塾の立場から、同じ事やって不合格だった時、よそと違うことで非難されたらたまらないから、より勉強を強いるようになります。また、長くやればそれだけお金が取り易くなります。これは行き着くところまで行くでしょう。24時間塾が必ず現れます、恐ろしい事ですが・・・・。

 経済的にも生活保護を受けながら私学に行っているとか、年金や社会保険を払えないでも私学に行かせたいとか考えている保護者もいるとか、私には全く理解できません。公立中高を野獣だらけのジャングルのように思っているようで、行ったら悪に染まり、まともな人生を歩めないかのように思っている保護者もいます。私たちの税金で作っている学校を、そんな風に見られている事を悲しく思いませんか?だから私は基礎学力の向上を目指し、地域の学校のレベルを上げたいのです。同時に公立の進学校は能力があり本人が希望するなら、徹底した進学指導を御願いしたいです。学校単位で無理なら塩見文庫みたいなところに各校から集め特訓をやります。少数精鋭の徹底した受験対策を施します。クラブがやりたければサッカーは〜高校、野球は〜高校なんて集まって合同練習すれば、レベルも上がるのではないでしょうか。高知県内で張り合っていても仕方ありません。もっと上を目指せる教育をしなくては!「今のままなら今のまま」も維持できませんから。

 先日の新聞の投書に早速「小学校は中学受験の予備校ではない!」との反論が載っておりました。私だけではないようですね、うれしく読みました。
 良い事は良いと、おかしいことはおかしい!とこれからも言って行きたいと思います。ありがとうございました。