恵む心が恵まれます。

このコラム、今日が30号かと思っていたら先日先週のが30号です、と案内が来た。管理している所が言ってくるのだから間違いないだろう。

 「毎週書いていて良く話題がありますね・・・」と時々言われるが、自分としては何を書こうか結構話題に困ることが多い。毎日日記を書いているせいかその日記を見ていると、知らず知らず話題が浮かんでくるのである。それが文章を書く才能ですよ!と言われたことがあるが、そんなに言葉を選んでいるわけでもなく、誰にも「なるほど・・・」と思っていただける表現を心がけている。

 この前の土曜から日曜にかけて高知県宿毛市と言う高知市から西に140kmくらい離れた愛媛県との境に近い街であるチャリティコンサートに、今年もボランティアでトランペットを吹きに参加していた。大してうまくはないがかれこれ10年以上になり、毎年障害者や身障者の演奏には心を洗われるのである。不自由な体で精一杯音楽を奏で表現する姿は感動的でたいへん美しい。後ろで伴奏するだけなのに時々まぶたが熱くなるのはどうしてだろう?五体満足のくせに文句ばっかり言って、他人のせいにばかりにしている自分が情けない。私は仕事の時だけきつい思いをして済んでいるのに、その方たちは46時中きつい思いをしているのである。まだまだ甘い自分がそこにいる。がんばらなくては!

 先週の献血や今週のボランティアの話は、今までとはまた違った文章を私に書かせてくれた。季節の変わり目か文体が変わってきたように思う。やさしい心で居たいものである。