天気予報は明日は晴れだが高知市内は雨が降っている。明日この小学校校区の地区運動会がありその設営の準備に集まったが、雨模様で設営は出来なくて明日の７時に開催か中止かどうかの最終決定がなされるようになった。今日の正午段階では雨は上がり天気予報では回復していく、とのことなので開催決定がされ設営準備を始めるという事だったが、こう天気が変わるときっと判断を下す方も大変だろう。万障を繰り合わせて準備をして来た手前また、明日の弁当はもうキャンセル出来ないから主催者としては多少の雨なら開催して、終わらせたい所だろう。
運動会一つの開催を巡ってもこれだけの決定の難しさが表面化してくる。これが多くの社員を抱えその家族も含めば大変な数になる会社のトップともなればその決定への重圧は大変なものであろう。一国の首相ともなればなおさらである。日本は戦争を放棄しているが、アメリカ大統領（エグゼクティブ）は自分の判断、命令（ディシジョン）で人が死ぬかも知れない、なんて思ったら怖くならないのだろうか・・・
大統領とは全く違うけど私も小さいながらに、塾の責任者である。生徒一人の指導について悩む事も多い。最高のその生徒に合った指導法や環境作りがないかどうか、考えに考え行動実践し余りよい結果が出ない時などは落ち込んでしまう事もある。逆にうまく行ったときなどはまたがんばろう！と思うのである。今日なども少し手の掛かる生徒の事で県外の仲間の先生に相談の電話を入れた。大正解が帰ってくるわけでもないが何か、違った糸口が見つかることは多く、悩みを吐き出す事で幾分すっきりし手の掛かる生徒の保護者に正直な気持ちを伝え、こちらの希望を快く聞いてもらえたのである。悩んだ分お母さんに大変感謝してもらえたのだった。
最終決断はやはり責任者個人がくだすものであろう。しかし、決定する時は一瞬である。行動しようかしまいか・・・熟慮に熟慮を重ねて結局行動しない・・・それも答えかもしれない。その結果失敗せずに済むのかもしれない。でも成功もしないだろう。熟慮に熟慮を重ねて行動する。大失敗するかも知れないが、大成功するかもしれない。物事悩む事は無駄のように思ってきたが、人の命や人生に関わることに「考えすぎ」は無いように思え始めた。
このような決断を自分の今までの人生に当てはめて見る。カミサンとは熟慮に熟慮は重ねないまま勢いで一緒になった。そして素晴らしい子供達を授かった。カミサンは熟慮に熟慮を重ねての事だったのだろうか？・・・大きなお世話かも知れませんが、あなたの場合はどうですか・・・
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