「この国の教育はどうなっちゅう!?」

     再び教育問題がクロースアップされてきた昨今であるが、何ともやるせないことばかり起きて、「この国の教育はどうなっちゅう!?」と土佐弁で叫びたい気持ちだ。教育者の端くれとしてやはり黙ってはいられない。必修逃れは高校だけではとどまらず中学校まで波及しているし、そこの指導者達は嘘の成績を書き残している。またその教育行政の監督をする役所が「やらせ」の会まで開いて、世間をごまかそうとする。何とも嘆かわしい!一体何を信じて子供に教育を受けさせたらいいのだろう?

      戦後60年、完全に今の教育制度は行き詰っている。解体し再構築の必要がある。教育基本法のみならず関連法案全てを変える必要があるのではないか?先生は先生の世界しか知らないのはおかしい・・・と言う事で民間会社に研修に出る時代、逆に民間でがんばってきた人たちが教育現場にも出始める時代に、教育委員会が先生上がりだけで運営される事自体、おかしくなる原因かも知れない。教員免許がいろいろ言われている。最高学府の大学の先生にはその免許などあるのだろうか?聞いたことはない。民間から優秀な人がどんどん教壇に立っている。この免許にこだわるからおかしくなってくるのではないか・・・と思う。免許があろうが無かろうが採用試験で広く募集し、本当にふさわしい人をまず見つけ教育現場で実践させて経験を積ます事で、育っていくような気がする。無事5年勤めたら晴れて正式な教員免許を交付するのである。それも5年更新。現場から離れていたなら5年で消滅、教員を再び志すなら、1年のインターンを受ける・・・などふるいに掛けながらそして育てる制度が肝要だと思う。

       誰もが大切だとわかっている教育問題、とにかく今のままではいかんから早急な改革が必要なのである。