呆れた話、高校野球だけでなく大学受験にも

      高校生の野球部のモラルが問われている昨今、大学受験においてもそれに似た現象が起こっているようである。学校がお金を出して優秀な生徒に有名校を受験させる。これは塾では日常茶飯事の事である。水増しが問題になり数的には是正されたが頭のいい生徒に受験ジプシーを敢行させ、さも有名校に多数合格させる事の出来る塾のような印象を与えさせるのである。しかし、最近の保護者も賢くなりそんな数字のまやかしに簡単にだまされなくなって来た。格差社会が問題なようで、高いお金を払っていい私学に入れてもお金が続かないのが正直な所なのである。
       自分達の頃は大学と言えば東京、大阪があたり前だったが今後東京や大阪の大学を卒業している・・・なんて事が「お金持ち」の代名詞に高知ではなるかもしれない。大学入学金が20万位で月々3〜4万に仕送りで何とか都会の大学に行けた時代、まさにかぐや姫の裸電球の一間のアパートであった。家賃が8000円くらい一日食費500円で生活していた30年前、それが今や家賃15万冷暖房付きのマンションで月の仕送りが30万とか聞くと、まじめに安い料金で塾経営している私には不可能な話である。なんでこんなになってしまったのだろう・・・?じっと選挙ポスターを見る・・・





「73人合格」実は受験生1人、大阪の私立高が実績水増し
7月20日14時44分配信 読売新聞


 大阪市住吉区の私立大阪学芸高校(近藤永校長、生徒数約1500人)が2006年度の大学入試で、成績が優秀だった1人の男子生徒に志望と関係のない学部・学科を多数受験させ、合格実績を事実上水増ししていたことがわかった。

 関西の有名4私立大(関西大、関西学院大同志社大立命館大)の計73学部・学科に出願しすべて合格。受験料計約130万円は同校が全額負担していた。大学入試センター試験の結果だけを利用して合否を判定する入試制度を利用したもので、合格発表後、生徒側に激励金名目で5万円と、数万円相当の腕時計を贈っていた。文部科学省は事実関係を調査する方針。

 関係者などによると、同校は5年前、4私大などを受験する生徒の受験料を負担する制度を設けた。規定は非公開で一部生徒だけに告げられる。

最終更新:7月20日14時44分