高知は亜熱帯?

       暑かった今年の夏もやっと一段落ついたようで、幾分朝夕が過ごしやすくなってきた。生徒の授業で気候分布が話題になり「今年みたいに暑くても高知は温帯やろうか?」と質問され言葉に詰まってしまった。 

       さっそくインターネットで調べて見ると、温帯条件は冬の平均気温が-3℃以上で夏の平均気温が10℃以上とあり、亜熱帯条件は冬にマイナスにならないとか夏の平均気温が18℃以上である事などが明記されていた。また高知市の気温を調べて見たが、冬は平均気温が6℃くらいでマイナスにもなり、夏は27℃くらいで温帯と亜熱帯の両方の条件がある事がわかったのである。 この結果に彼は「こんなもんかぁ〜、すごい暑いと思ったけれど熱帯に行ったらもっと暑いがやね・・・」と納得していた。

       彼の言葉からもっと暑い熱帯地方の伝統的な暑さ対策〔省エネ)を我々はもっと学び、実践できるのではないかと思ったのである。真夏には40℃以上はざらの熱帯地方、しかし、その地方で人々はたくましく暑さに負けずに生活し続けている。冷房など以外に何か、妙案がありそうな気がするのである。暑さ対策は暑い所に学べるのではないだろうか・・・

このブログは平成19年9月4日 高知新聞読者投稿欄に掲載されました。