今度はほどほどあきれた、教員採用汚職

          大分県でとんでもない教員採用汚職が発覚し、思わぬ広がりを見せている。今日のニュースでは、最低でも過去10年は教育行政のトップや県会や国会議員をも巻き込む構造的な汚職が、行われていたようである。「不正に採用された教員は辞めてもらう。」と管理者は話していたが、10年も年間10名近くも不正に合格採用していたら100人もの先生が、首になることになる。心に傷を持つ方はさぞ夏休みの日々が針のムシロ状態であろう。このような場合、たいていは過去の記録が残っていないとか証拠がはっきりしないとかで、大半はうやむやになるケースが多いので、今回ももしそうなれば「やっぱり、ほら見た事か・・・」となるだろう。
         真面目に子どもたちと毎日学習に励む先生が実は・・・と分かった時の子どもたちの衝撃を考えると私も胸が痛い。先生の家庭は二通りに別れ、子どもも教員になるケースは多いが、親の姿を見て「先生だけは嫌!」とならないケースもある。
         塾仲間の先生にも元教員は少なくは無いが、彼らの話を聞くとなかなか現実は厳しい世界のようである。子どもの参観日等で学校に行くが、今の子どもはなかなか体格がいい。190センチの私も小さく見えるほどである。(間違いました、160センチです。)だから私くらいの若い女子教員などいたら逆に、子どもたちを「挑発」しているのではないか・・・とさえ思ってしまうのである。私が高校時代、ミニスカートをはいて颯爽と廊下を歩いていた英語の当時20代先生は、今は普通の60代、ミニスカートははかれてはいませんが、いまだに颯爽と歩かれています。

         話がそれましたが、大分県教育委員会がどれだけ今回の膿を出し切れるかまた、他県には絶対にこのような事はない!と祈りながら、今後の展開を見守りたいと思う。
詳しい記事は下記にあります。





教育長出席し合否裏会議、「調整枠」は3割…大分教員汚職
7月11日14時36分配信 読売新聞


 大分県の教員採用に絡み、少なくとも1990年代後半から2000年代初めまで、当時の県教育長らが出席した非公式の会議で、合格ラインに達していないにもかかわらず、口利きがあった受験者の合格を決めていたことが分かった。

 複数の元県教委幹部が読売新聞の取材に対し証言した。会議には教育長のほか、ナンバー2の教育次長(現・教育審議監)ら3〜4人が出席した。小、中、高校の教員採用が対象で、会議に参加した教育長は2代にわたるという。県教委がトップを含め組織ぐるみで不正を行っていた実態が浮かび上がった。

 90年代後半から00年代初めにかけ県教委で人事に関する業務に携わり、会議に出席していたという元幹部の証言によると、会議は面接などの2次試験後、教育長室で行われていた。小学校教員の場合、数十人の合格枠のうち、7割は上位成績の受験者を合格とし、残りの3割を「調整枠」とした。点数が合格ラインに達していなくても、口利きがあった受験者について、得点などを参考に合格としていた。

最終更新:7月11日14時54分