i phone 狂騒曲

           アップル社が、i phoneなるインターネットにも接続できるモバイルアイテムを、発売したようだ。世界同時一斉発売とかで新し物好きの方には大変興味深い代物のようであるが、このくそ暑い中、徹夜で並んで手に入れたい心境は、私には理解しにくいものである。
           パソコンとは違うかも知れないが、パソコンの巨匠たちは「出たばかりのOSは買うな!」とみんな口を揃えていうのであった。不具合がドンドン発見され、始末に終えなくなる恐れがあるからだ。Vistaも発売されて1年半、ようやくスペック的に落ち着いた感があり、当初の512メガのメモリーではどうしようもないと、急いで買った人たちはホゾをかんでいるようである。そしてXPで動いていたソフトがアップグレードのVistaでは、動かないものがある。オフィースソフトにしてもあまりにシンプルになっているので、2002、2003で使ってきた者には大変扱いにくいのだ。店頭では見かけないXPもビジネス用の機種ではVistaからダウングレードされてまで、販売されているのである。
          またXPは評判がよく愛用者が多いのか、いまだに更新され続けていて、より完成されていっているのである。もちろん私もXPの愛用者である。

            この話がi phoneに当てはまるかどうかは分からないが、やはり買うにしてももう少し待って改善型なり、普及型が出てから買っても決して遅くはないと思う。そしてご存知だろうか?このアイテムは値段もなかなかの代物だが、これでインターネットをするのに必要なプロバイダー料金は毎月7500円くらいかかるようだ。そこまでして、外でパソコンメールを見る必要があるのだろうか?経費的には絶対認められない、道楽でしかないおもちゃであろう。ふと、これをいち早く持ちたい人の心理を考えて見た。
          さりげなく話などしている時に見せ、「いや〜これはなかなか扱いが大変なですが、おもしろいですよ〜」とでも言って見せびらかせたいのだろうか・・・なにやら子どもが新しいおもちゃを買ってもらって、見せびらかしている心理と何もかわっていないように思ってしまう・・・でもこんな人がいるから、日本経済は動いているのだろう・・・俺みたいなのは経済発展の「敵」かもしれない・・・