やはり英語の発音は、生にはかないません。

              模試や実力テストがあるので、日曜などに受験生を特別に集めて時々、リスニング特訓をやります。私の教室の生徒は毎時間リスニングやディクテイション(書き取り)をやっているので大変リスニングは出来ます。ただいつも機械相手では飽きるかも知れないと思い、時々私の生の発音でリスニング問題をやらせます。良く出来ますね、みんな生の方がずっと分かる!といってくれます。出来るだけ表情を抑えた放送局のアナウンサーのような英語です。だからわかりやすいのでしょう。現場ではどのような放送が流れているのかは分かりませんが、県教委のALTたちも世界中から集まっていますから、みんながみんな文部科学省の推薦するスタンダードなアメリカ英語を話すとは限りません。私は英語に関して割と器用な人間で、アメリカ英語のみならずイギリス英語、そしてオーストラリア英語を使い分けることが出来ますので、生徒の前でその違いを披露するとかなりびっくりします。一度地元中に派遣されているアメリカ人のALTの前で終始イギリス英語で話すと、かなり驚き緊張しているのがわかりました。でも別れ際にアメリカンスラングを言うと、またまた驚いたようすでした。若い彼には、ちょっときついジョークだったかもしれません。
          日本語にも地域によってかなり方言があるように、英語でも発音はかなり違うのです。緊張したリスニングの時間が笑いの渦で一杯になる英語方言タイム、少しでも英語に興味を持ってもらえばうれしいですし、もちろん英語力もつけてほしいのです。いま通っている高校1年生が、英語のオーラルコミュニケーションで前期の成績が5でした。なかなか取れない成績ですが、きっと塾での地道なリスニングが花開いた事でしょう。英語は話せると楽しい事を生徒たちが実感し、将来素晴らしい英語の使い手になるきっかけになれば幸いです。

          10月20日 京都都麦出版より塾長の私も教材制作に参加した「みるみるわかる ステップ式英語 中1」が出版されました。今までにない問題のアプローチと使いやすさという点で、現場の意見をかなり取り入れていただきました。入門、予習、復習にもってこいの学習内容です。英語学習にあまり自信のない先生方にもより分かりやすく書かれています。どうか、お手にとって比べてみてください。きっと満足されます!http://www.tsumugi.ne.jp/books/book_step_e.html