1000円高速と国際経済

        あっという間のゴールデンウイークだった。島根の浜田市で恒例の塾長会があり当初は高速バスで往復とも参加の予定であったが、急遽1000円高速に目がくらみ?家族で広島まで行き私は島根の会議に出席、そして再び広島で家族を拾って、またまた1000円高速を利用して、九州の博多にまで足を伸ばしたのである。
       行きは早く出たのであっという間に福山までいけたが、時間帯も重なり渋滞に合い、広島まで5時間かかってしまった。しかし浜田までは行き帰り順調であったし、関門海峡を渡る頃に少し渋滞にあったくらいで、ほぼ予定時間に博多についたのである。旧年来の塾長と再会し、有意義な時間が持て博多ドンタクで大変な人出であったが、屋台などで舌鼓をうった。帰りは早めに四国に着こうとあちらを夕方5時ごろ出たが、みんな考えることは同じで大渋滞!普段なら1時間も掛からない福岡からの九州脱出が4時間かかってしまったのである。途中のサービスエリアも車であふれ、トイレは男性用まで列が出来ていた。山陽道は、あちこちで渋滞を起こしているとのハイウエイラジオからの情報で、山口から中国道に入ったのが良かったのか、スムーズに岡山、香川を経て帰宅したのは翌日の朝5:30であった。往復1200キロの高速の旅だったが、一般国道を走るくらいの帰りは時間が掛かってしまったのである。
  ふと1000円にしたら休日だけでもこれほど人が動くのなら、アメリカのようにフリー(タダ)にすればそれは日本は景気が良くなるかも知れないと思ったのである。こう考えると、道が混むほど休みに人が出ることは喜ばしいことかもしれない。でもアメリカの高速道路はずっと前から無料であるが、今景気はどん底だということを考えると、わが国の不景気はまだ軽いのかもしれない・・・など渋滞に巻き込まれながら娘の好きなジャニーズ事務所の歌をずっと聞かされながら、ボーッとした頭で国際経済のことまで考えていたゴールデンウイークの車中であった。しかし、9年目の普通自動車はよく走ってくれた。日本車は凄い!壊れるまで乗ろうとおもう。