親が死ぬまでにやっておきたい55のこと

「親が死ぬまでにやっておきたい55のこと」はテレビで放送され、すごい反響のあった番組の原作本だが、今にわかに話題になっている。
子も中年になり、親と離れて暮らしていて年に数日帰省するだけでは、親の寿命なども考えると親と過ごせる日は、55日しかないそうである。だからその一日一日を大切に過ごす上でも、親には55のことをやっておこうと箇条書きにされている。私は若い頃から、人間の人生は「生老病死」命を削って生きていると自覚しながら生きてきたので、親は自分よりは早く逝くものであるし、それを見送り受け入れるのが自然だろうと理解はしている。でももし逆だったらこれ以上の親不孝はないと思うので、余計に自分の健康や生活などを考えてしまうのである。もちろん私にも子どもがいて、親のことより子どものことがより気になるものだが、親がいなくなる事はやはり辛く悲しい。でも親より先に自分がいなくなることはもっと親には辛く悲しいだろうから、この本は「残された親との時間、親のことをいたわり思いやりなさい。」といっているようで本当は、「あなた自身をもっと大切にしなさい。あなたには生まれてきた以上やるべき使命がありあなたは一人でなく、親は子どものあなたの幸せをただ願っているものですから・・・」と教えてくれているように感じたのであった。

追伸、このブログは私が読んでいただけている方の反応や感想を知りたくて、書いているわけではありませんが、ありがたくも塾への問い合わせフォームにそれらを書き記し、送ってくれる方々が時々おられます。お褒めの言葉やお声がけなど、ありがたく嬉しく拝見させていただいております。なにぶんわがままで勝手気ままなブログですから、さらっと読んでいただくだけで幸いですが、現役の高校や中学の国語の先生に御評価いただいた文章ですから、そこそこ読める内容だとも自負しております。今後ともよろしくお願いします。

●親が死ぬまでにやっておきたい55のこと

○親に聞いておきたいこと(12項目)
(1)母子手帳を見せてもらう
(2)親の初恋を聞く
(3)自分が生まれたときの話を聞く
(4)我が家の味を教えてもらう
(5)親を心配させたことを聞く
(6)自分が最初にしゃべった言葉を聞く
(7)両親の馴れ初めを聞く
(8)自分の名前の由来を聞く
(9)初めてぶたれたときの話を聞く
(10)親の夢を聞く
(11)親の悩みを聞く
(12)親にとって仕事とは何かを聞く

○親と一緒にしておきたいこと(11項目)
(13)父に腕組みしてあげる
(14)家族揃って記念写真を撮る
(15)親と一緒に酒を酌み交わす
(16)親の若い頃の写真を見る
(17)親子でショッピングに出かける
(18)親の趣味を共有する
(19)父とキャッチボールをする
(20)親を一緒にアルバムを見る
(21)親と一緒にコンサートに行く
(22)一緒にディズニーランドに行く
(23)お正月を一緒に過ごす

○あなた自身がしておきたいこと(9項目)
(24)親の好きなところを10個書き出す
(25)親のビデオを撮っておく
(26)親が自分にかけたお金を計算する
(27)余命宣告するべきか考えておく
(28)家族が集う日を決める
(29)親の誕生日を手帳に記す
(30)携帯電話で親の写真を撮る
(31)親とケンカしたことを思い出す
(32)親の名前を改めて書いてみる

○親のためにしてあげたい親孝行(20項目)
(33)親の肩をもんであげる
(34)親に手料理をふるまう
(35)オーダーメイドの服を仕立ててあげる
(36)孫を抱かせてあげる
(37)自分で稼いだお金でご馳走する
(38)両親を思い出の場所に連れて行く
(39)親を海外旅行に連れて行く
(40)親に花をプレゼントする
(41)親を人間ドッグに招待する
(42)大切な品を買い戻してあげる
(43)自分の誕生日に親へプレゼントする
(44)メールの操作を教えてあげる
(45)親の背中を流す
(46)おふくろの料理を喜んで食べる
(47)親の髪を切ってあげる
(48)年末の大掃除を手伝う
(49)親のカレンダーを作ってあげる
(50)用事がなくても親に電話してみる
(51)親の結婚記念日をお祝いする
(52)親が買ってくれたうれしかったものを話す

○全国から寄せられたアンケートで特に多かったもの(3項目)
(53)親に手紙を送る
(54)親にありがとうと伝える
(55)親に会いに行く※アンケートで最も多かった項目

●親が死ぬまでにしたい55のこと(親孝行実行委員会著)