塾長のマメさは武器?

 二学期から他塾より変わってきた生徒のお母さんが、月謝を持ってきてくれて少しお話をした。
 「前の塾はちょっと知っている人の紹介で、その人の手前なかなか止められなかったのですが、子どもの友達がここの塾に通っていてその子のお母さんにも話を聞いて転塾したのです。最初にそのお母さんから事前に聞いた多くのサービス(無料の塾長自らの生発音の定期試験リスニング対策、能率の上がるパソコン授業、出席帰宅の安全メール、毎月の手書きの学習報告、子どもの試験に対する大反省、細かな時間変更への対応)などは最初全部話半分かと思っていましたが、間違いなく全部あるしどれも親として大変嬉しいものです。でも先生一人では大変だと思います。授業料もよそとはあまり変わらないから、絶対パソコン授業はリスニングなどにも無いよりあったほうが良いし、他のサービスも無い塾が多いですから、うわさ通りこの塾に移ってよかったです。何より塾長さんのマメさには脱帽です・・・」みたいなことを言われた。
 自分としてはあったらいいなと思うことをやっているだけなのだが、よその塾から来た人にはその便利さをわかってもらえる半面、初めてこの塾に来て引越しなどでよそに行かれた生徒さんの保護者は、ここでのサービスをよその塾でも求めるらしく、叶わないので土曜日だけわざわざ車を1時間以上走らせて、来ていた生徒さんもいた。
 私が本来「マメな人間」だからかも知れない。大体塾や家庭での修繕や日曜大工は自分でやるし、家事もカミサンが出産後実家に帰ったときなど上の子どもの世話から保育園の送り迎え、そして食事や風呂まで世話をしたものだ。今でも私の休みの日曜はカミサンは仕事で遅く帰ってくることがあるので、日曜の夕食を私が準備することがある。
 性格として「マメ」であることは、塾長ではどうやら武器になるようだ。教室を見ればその塾長の性格が分かるかも知れない。ふと英語で「マメ」はなんと言うか調べてみた。
1.まめ【忠実】
1 ⇒まじめ(真面目),まめまめしい2 〔勤勉〕◇まめな|diligent; hardworking まめに働く work diligently [hard]/work like a bee とあった。やはり英訳は難しい日本語のようである。私は自分を「マメ」だとは思うが、「勤勉」とか「蜂のように働く」と言うには、はばかる人間だと思う。自分の信じた出来る事をただ「忠実」に続けている人間である。