限られた時間だから・・・

 先日の日曜日小学校校区内の町内会運動会があった。町内会の役員などやっている関係で毎年手伝っているが、ここ数年年配者の参加が多くなってきた。毎年参加しませんかという案内は出しているが、以前は参加者は少なく役員が何度も競技に出ていたものだが、最近は段階の世代が順次定年になってか、60歳代の方々の参加が増えてきたのである。みなさんまだまだお若く、競技の後にうっすらと汗を書いた表情は元気そのものである。毎年競技の後にはお疲れさん会を開いているが、昨年も参加してくれたその段階の世代と思える方に「やはり仕事をやっている時と退職した後では毎日の過ごし方や気分が違いますか、」と尋ねてみると、「仕事をしている時は土曜や日曜が待ち遠しかったが、いざ毎日が日曜になってしまうとなかなかすることがなくて、最初は困った。最近ようやくその生活にもなれてこうして町内会活動も参加しようと思え始めた・・・」と言うのである。
 多くの同級生のサラリーマンの友人たちは、後数年でそのような生活が待っているのだろうかと思うと、自分はまだまだ働ける時間があるのは幸せだと思う。確かに土曜日も祭日も普段は教室を開けているから、私は余計に日曜日が待ち遠しい。ぼけ〜っとしていてあっという間に日が暮れてしまう休日もあるが、何もしない日曜も心と体には必要なのかも知れない。
 休みがそんなに取れないから休日が楽しいように、お金も余りないから給料日が待ち遠しいのだとか考えていたら、人間はいつか亡くなるから人生は有意義に過ごせるのだ、とか思えてきた。いつまでも元気で居たいとはみんな願うが、本当にみんなが亡くならずいつまでも元気で生きていたら地球は人間で溢れかえるだろうし、人類はこのような進化をしていなかったかも知れない。そう考えていくと「死もまた生である」なんて思えるのである。
 哲学などそんなに知らないからうまくは言えないが、限られた時間だからこそ有意義な時間が持てるようだ。確かに学生時代が永遠に続いたら、学生時代なんて意味がないだろう。中学3年、高校3年、そして大学4年だからこそいいのである。同じように人生も80年だからいいのかも知れない。人間50年の戦国時代とは違うし、今日を人生最後の日と思うことは出来ないけれど、残った時間は確実に減っているからやはり、今日を今をそして自分の信じた「道」をしっかり歩んで生きようと思う。でも少しドキドキするような事もしたいなぁ〜・・・

(追伸)
子どもにいい曲だからとipodで聞かされた曲です。何やら学生時代の熱い気持ちが沸いて来たような気分になりました。卒業式で最近よく歌われている曲だそうです。http://www.youtube.com/watch?v=UlpXuezKl7s&feature=related これがイグザエルのヒット曲です。後世に残るよい歌だと思います。名曲はクラッシック調の合唱アレンジでも素晴らしいです。

そしてこれがイグザエルのオリジナルですが、http://musicmovie.blog48.fc2.com/blog-entry-1594.htmlやはり泣けてきます。またこのプロモーションビデオは、なかなか良くできた映像作品で、素晴らしい楽曲には素晴らしい映像の才能も集まるようです。ディレクターは井上哲央さんという人です。曲のテーマに映像を関連させながらも自分のモチーフを大事に作られた、なかなかのプロモーションビデオだと思います。
この映像は残念ながら11/4には削除されていました。私などがリンクしたからかもしれません。

ライブ版のようです。楽しめる時間内、お楽しみください。http://www.dailymotion.com/video/x4xzeo_exile-y-2007yyyyyy_music#rel-page-1