一票の格差を直す一番簡単なやり方

 大手証券会社チーフエコノミストロバート・フェルドマン氏がTV番組で我が国の「一票の格差を直す一番簡単なやり方」を紹介していた。同氏曰く「議員数で一票の格差があるのなら、議員一議席あたりの議決権の割合を変えるべきだ!」という話であった。
 「我が国総人口1億2,770万人で300議席衆議院だから、各県別の人口比で議席配分を今決めて一票の格差が問題になっているのであるなら、各議員の一票の議決権の割合を人口比と平等になるように、議決権の割合を変えたら良い。」という内容なのだ。
 具体的には現在茨城県は297万人、人口シェアーは2.32%で議席割合数は6.97で現在の議席数は7だから、議員一人の議決権は1.00で良いが、高知県は78万人で人口シェアーは0.61%で議席割合数は1.84なのに議員は3名いるから、一票の格差憲法違反状態をすぐに回避するためにも、高知県の議員の議決権を0.61にして平等性を確保せよ!」という考えなのである。すごい発想だと思った。これが良いか悪いかは私は分からないが、これなら簡単に違憲状態は直ってしまう。またこの話を外国人から聞いたとい事に私は正直驚いてしまったのである。
 我が国の国会議員の事を国会議員が国会で国会議員同士で話し合っているから、なかなか話が決まらないのだろうか、それならこの問題こそ今はやりの「第三者委員会」が必要なのかもしれない。裁判所で違憲判決が再び出た今、早急に解決しなければならない問題である。