小保方氏の会見に思う

 1月にこの研究成果を発表した時は、ノーベル賞ものの発見と日本国民の羨望の的だった小保方氏であったが、数か月後の今彼女は稀代まれな詐欺師のようなレッテルを張られて「魔女狩り裁判」のような会見をさせられ、それでも「STAF細胞は存在する!」と断言した彼女は偉く、宗教裁判にまで掛けられても「それでも地球は回っている」と主張したガリレオを思い出したくらいだ。研究成果が数か月後には立証されるようなので、それを持とうではないか。
 でも30歳の女性と言えば子どもが数人いてもおかしくない年頃であるが、実際の彼女は大変幼く見えるのである。きっと小さいころから優秀な子だったに違いない。親もそれを目指して塾などに行かせていたかもしれない。そして目指す大学に入り結婚もせずに彼女が研究に没頭する人生を選んだときに、小さいころから勉強させていた親は「こんなはずでは・・・」と多少は思ったのかもしれないと想像する。孫の顔も見たいのだ、優秀なわが子なら余計に親はそう思うだろう。人の人生だから私がとやかく言うつもりはないが、親の欲目は正直言うとこんなものなのである。
今後の彼女の研究に期待する細胞であるが、ぜひ存在事実を明らかにして批判してきた学者たちを納得させ、再び羨望の的になってもらいたいと願う。