ピロリ菌

 最近相前後してピロリ菌の話を聞いた。除菌しないと胃がんにかかる確率が高くなるという話の内容で、一度除菌したらもう感染はしないとのこと、話を聞けば胃の調子が良くなったとか聞くとそうなのかな、と思ってしまったので、少し調べてみた。すると私が想像していたように聞くようなピロリ菌の悪い一面がある反面存在している「効用」もあるのである。
 生活環境があまり良くなかった私たち年代の小さいころは、今では考えられないものも食していた時代だから菌の一つや二つはいるだろうし、それが体内にいるから免疫力もあるのだと自分では思っている。過度の現代社会の除菌が人類そのものを弱くしているようにも感じるのである。
 人の触ったつり革が握れないとか公共の洋式便座に座れないとか、そんな人はつり革のある乗り物には載らなければいいし、外ではトイレをしなければ良いのである。でも除菌していないことを気にするより便意を我慢する方がずっと体に悪いのではないだろうかと思う。

 50代以上の日本人には70%の人が体内にピロリ菌を飼っているというから、今まで健康を害していないのなら共存しても悪くないのではないかとも思うのである。逆にピロリ菌の効用(下記)まであるらしいから除菌=健康、長生きには当たらないようなのだ。除菌に対する昨今の神経質さ(TV広告など)には私は少しあきれているし、CMと同じような家族形成の家族を愚弄しているようにさえ思えるのだ。
 今まで体に一緒にいたピロリ菌を除菌してがんにならない確率が下がっても、免疫力低下で他の病気になる恐れが逆に高くなるのなら、今のままでも良いか・・・と考える私である。

http://plaza.rakuten.co.jp/nintama/diary/200502150000/

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