塾長研修全国大会

 11月1日 名古屋にて私の利用する教材システムの全国大会が挙行されました。全国各地から多数の塾関係者が集まられて満員御礼の中、熱心に皆さん研鑚されていました。各塾長の日ごろの運営方法や経営アドバイザーのお話、そして新しい教材の紹介と盛りだくさんでしたが、さらに今までの速読とは違う「本を速く読む方法」の紹介には、その能力を身に付けた高校生の読書法に圧倒されてしまいました。私が学生の頃にこのような物があれば、私の人生はもっと変わっていたかもしれません。我々も参加できるその体験会が後日あるようですので、ぜひ参加したいと思います。研修内容のほかに私は各地の先生方の苦労話や工夫話などを聞き、また自分もそのような話をする事は、互いの今までの経験を共有できて自己をさらに高めてくれるのです。話の内容も生徒指導や教務の話題、生徒募集や運転資金調達に関する事まで多岐にわたります。自分の経験が人のために役立つ事は大きな喜びにつながりまた、様々な経験談を聞く事により将来に自分の目標を定める事もできるのです。
 塾経営者は孤独だとよく耳にします。フランチャイズやチェーン組織の塾なら定期的に研修などもあるかもしれませんが、中にはフランチャイズに入れてしまえば(契約してお金をもらってしまえば)後は何もしないようなフランチャイズもありますし、コンサルタントなどに頼むほどの余裕も規模もない極小規模塾にはやはりこのような研修の場は、一種の出会いの場であり気分転換の場でもあるのです。様々な塾指導の方法をこのような全国大会規模で知りえるのは、ありがたいのです。これをお読みの塾長方々は自己研さんの研修費はどれだけお使いでしょう、やはりめまぐるしく教育環境は変わり学校の学習指導要領が数年置きに変わりますから、塾の指導も変えなければなりませんのでやはり、塾関係者の研修は不可欠だと思います。また困った時などこのような会で培った人脈がきっと役立つ事でしょう。ですから塾を選ぶ一つの選択肢としてそこの塾長がどのような研修に参加して、自己研さんをしているかなども塾の判断基準としてお考えになるのは間違いがないとおもいます。

<追伸>でも相も変わらず下記のような塾も存在するようです。あれだけ問題になったのにまだやっていたのは、会社ぐるみの確信犯です。同業者として恥ずかしいですね・・・。

M光義塾に是正勧告 バイト講師賃金未払いで仙台労基
仙台労働基準監督署は学習塾「M光義塾」を運営する「M光ネットワークジャパン」(東京都新宿区)に対し、宮城県内の教室でアルバイト講師の賃金未払いがあったとして是正勧告をした。

 労働組合「個別指導塾ユニオン」によると、授業1コマ(90分)当たりで賃金を支払う「コマ給」という仕組みのため、前後の準備や報告書作成に対する支払いが不十分で、労基法違反と指摘された。アルバイト講師の大学院生の男性(23)が、労基署に事情を申告していた。勧告は11/6日付。

 同社は取材に、勧告を認め「事実関係を調査するとともに、労基署の指導に基づき誠実に対応する」とコメントした。

 男性のコマ給は1600円。授業前後の計30分間に相当する手当として1日400円が払われていたが、厚生労働省で記者会見した男性は「30分前には出勤して準備し、報告書も毎回1時間以上かかった」と証言した。