とうとう飛んだMRJ!

 初飛行の姿をテレビで見た時なんと美しい飛行機だろうと!思った。YS-11から約50年ぶりの国産旅客機である。優秀な飛行機だったYS-11も採算的には赤字だったようで200機足らずの製造で生産は中止されたようであるが、このMRJはもう400機を超える受注があるそうである。しかし今までの度重なる初飛行の延期は私でさえなにかつらいものがあったので、さぞや関係者にはこの日は感無量の日だったに違いないし、日本技術の粋を集めた傑作機だと思う。
 どんどん国民の翼として安く利用できれば良いと願う私も一人だが、高知は格安LCCなども就航しておらずジャンボ機が発着できるようにと2500mに伸ばした滑走路も、必要なくなってしまった。長距離バスが走っている都市間は一日一便でも飛行機が飛んでも良いとは思うが、MRJのような飛行機が龍馬空港から発着される日は来ないだろうかと思う飛行機ファンである。昔ハワイの離島観光でホノルルから乗った飛行機がYS-11だった。日本の航空会社の払い下げ機だったようで、あちこち日本語のパネルが残っていて何やら懐かしい気持ちになったことを思い出したが、高齢化が進む我が国、簡単に都会に行ける足としてシルバー割引などもあればより利用客は増えるような気がするのだ。
 MRJの初営業飛行は2017年春に全日空が予定しているようだが、その初フライトのチケットはプラチナチケットになるだろう。でもファンとして乗ってみたいものである。