2020年からの大学入試の英語は・・・

 毎週読んでいるネットニュースで気になる下記の記事を見た。大学入試の英語試験で民間の英語試験が利用されるという話は前々から聞いていたが、かなり具体的な話が書かれてあったのである。私も英検やTOEIC、TOEFLはよく知っているが、これらは学校の英語授業の内容とは明らかに違うもので、大学入試がこのような民間試験を利用して合否が決まるようになると、高校の英語の授業はこれらの試験対策の授業ばかりになりそうな気がするのである。
 リスニングやスピーキングが、一朝一夕では身に付かない事はこのブログの読者ならお分かりだろうが、学校がそのようになったら塾の補習は必然的に同じようになる恐れはある。実際どれだけ使える英語が試験に必要なのかもまだ誰も分からないが、塾の講師で英語を教えるなら流ちょうな英会話は、必須になるのは間違いないだろう。

(塾関係のネットニュースより)
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20年から受験生必須? 民間の英語テスト、負担5万円超も
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大学入試が変わろうとしている。文部科学省は現在の大学入試センター試験に代わって、2020年度から実施される「大学入学共通テスト」(仮称)の原案を公表した。英語については実用英語技能検定(英検)やTOEICなど英語能力を測る民間試験を活用する方針。ただ、なかには1回の受験料が2万円を超える試験もあり、家庭の教育費の負担が増える可能性もある。民間試験を受けると一体いくらかかるのか、実際に計算してみた。

■今の中3から対象に
 新テストは2020年度から導入され、現役なら今の中学3年からが対象となる。英語は現行のセンター試験で問う「読む・聞く」に加えて、「話す・書く」を合わせた4技能で評価する。英単語などの知識を詰め込むだけではなく、身につけた英語を表現する力が必要になってくる。
 一部の大学では既に一般入試で英語の民間試験を活用している。早稲田大学は2017年度入試から、文学部と文化構想学部で英語の民間試験を活用し始めた。対象となる試験は英検とTEAP(ティープ)、IELTS(アイエルツ)、TOEFL iBTの4種類。まずはこの4種類の受験料を調べてみた。
 最も受験料が安かったのが英検だ。5級から1級まで全部で7つの級があるが、2017年度に実施する試験で4技能をみるのは3級以上の5つ。級によって受験料は異なるが、高校卒業程度の英語力とされる2級の場合、受験料は5800円。最も高いのは1級で8400円と比較的手ごろな料金で受けられる。
 英検の次に料金が安いのがTEAP。上智大と日本英語検定協会が共同開発したテストだ。年3回実施しており、受験料は1回につき1万5000円。2015年度から上智大がほぼ全学部の入試で活用しているほか、立教大や関西大も導入している。
 IELTSとTOEFL iBTは1回の受験料が2万円を超える。IELTSは2万5380円で今回の調査では最も高い。TOEFL iBTは国によって受験料が異なり、日本で受けると235ドル(約2万6200円)だ。
 社会人になじみのあるTOEICはどうか。TOEICは聞く・読む力をみる「TOEIC L&R」と、話す・書く力をみる「S&W」がある。4技能を証明するには2種類受けなければいけないケースもあり、受験料は合わせて1万5985円になる。
■5回受験で10万円超、交通費も負担
 ただ、いずれの試験を受けた場合でも、受験料はもっと膨らむだろう。新テストの原案では、受験生は高校3年の4月から12月までの間に2回まで受験できるようにするという。2回受けて良い方の成績を入試に使えるのであれば、少しでも成績を上げようと2回受験したい学生は多いはずだ。高3で2回受験すると英検2級は1万1600円、IELTSは5万760円となる。
 試験の傾向になれるなら、高3より前に複数のテストを受験して対策を考えることも可能だ。同じ級を5回受けることは考えにくいが英検は2万9000円、IELTSは12万6900円にのぼる。通常の学費と塾代などに上乗せするとなると、家計への負担は大きい。
 地方に住んでいる学生にとっては試験会場に行くまでの交通費もかかる。英検は沖縄県も含む全国230都市の400会場で実施しているが、TEAPやIELTSは全国12〜14都市の開催にとどまる。「都市と地方で受験の機会に差が出る」という声も上がっている。
 家計が苦しくても子供の教育費はできる限り削りたくないのが親心。新テストは英語の会話力をつける教育につながるなど、前向きな見方が多い。公平な受験にするために、試験会場の拡大や受験料の補助をどうするかが、今後の課題となってくる。
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