新年が始まりました。

 こんにちは、2週間ぶりのご無沙汰です。1月4日より冬期講座を含み授業は始まっていますし、新学期も始まり受験生を抱える塾は正月気分ではありません。入試が終わり新年度生の募集が一段落する5月の連休が、塾業界では正月休みなのかもしれません。 
 講師や職員を抱える塾は、その休日の取り方に苦労しているようです。ですから塾によっては同じ教室の講師が、自営業者の身分で入っていることもあります。この方式は理美容業界やマッサージ業界などで多く利用するやり方で、そこで働く施術者は担当した人数分の歩合を自分の自営業の収入としてもらうわけです。最近はこのやり方を塾の講師にも当てはめるような塾もあります。素晴らしいポリシーを塾長が掲げて塾を運営しているのですが、そこでその形態で働いている講師は何らその塾とは関係なく、自営業者として間借りして教えているのです。ですから遅くなろうが生徒が疲れようが混雑しようがまったく関係はありません。とにかく一人でも多くの生徒を、長く教えればお金になるわけですし、塾としては売り上げが上がれば上がるほどその塾の経営者は収入が増えますし、管理などは全く関知せず、授業にも立ち会っていないのが現状です。
 これは塾業界が「ブラック業界」と指摘されて以来、就職先として新卒の学生や大学生のアルバイト講師が集まりにくくなったのと、雇用管理に対して法律が大変経営者に厳しくなってきたのが原因です。ですからその生徒がどうなろうと、塾の代表者は全く責任はないという事らしいですが、果たしてそんなことがお子さんの将来をも左右しかねない塾業に、「業務委託」や「自営業者」などを当てはめてよいものかどうか私は全く疑問です。生徒のことは全く考えていない塾だけの都合でやっている塾と言えます。
 考えてみてください、学校の先生は教えるだけではなくて、生徒指導や進路指導もしています。個人個人の生徒を知る担任がそれらをやるのは当たり前で、その担任は塾でいえば塾長ですからそれが自営業者の講師では、まったくしないということになりかねないのです。私の塾は私がすべてを行っていまして、すべてに私が立ち会っています。保護者にも生徒にも相談に乗り対応しています。受験はただ無理やり長い間勉強させたらよいというものではありません。でも塾によっては「このままでは不合格になりますから・・・」と脅迫めいた事まで言って、長い時間の授業を強要したりします。その授業料もかなりの金額になるようで、あまりに高額なので私の塾に相談に来られると、まったく違う話になりみなさん驚かれるのです。
 私は生徒や保護者に対して、強引でまして脅迫めいた勧誘など決してしません。そうなったのにはそれぞれの家庭で理由があるわけですから、経済的な事やお子さんの性格的な事まで考えて授業時間は決めないと長続きはしませんし、無駄になるだけなのです。今まで家で30分も机に向かったことのない子がいきなり受験生だからと言って、毎日2時間以上も塾で勉強できると考える方が無謀です。でも塾によってはそんな事を平気で強要するのです。そこら辺の加減が経験の少ない塾長にはわからないのでしょう。でも私はしっかりみんなを指導して、今まで高校入試は全員合格させています。塾ミシガン高知の、生徒自身のやる気を出させながら無理をしないさせない指導の成果です。塾で長くやらせるより自宅で自分でやるようになれば、経費的にも将来的にもお子さんのためにも一番いいのは、みなさんもご承知の通りです。
 公立高校入試まであと50日あまり、塾長が直接教えないあなたの塾の講師は、ひょっとしたら「業務委託」の部屋だけ借りている「自営業者」かもしれません。きちんと塾長も講師も身元は調べておきましょう。