阪神淡路大震災から23年

 早いものです。そのころ生まれた子はもう23歳で、神戸の街は震災を乗り越えて発展しています。そして東日本大震災が起きました。当時この世の春を満喫していた日本人にそれらはあまりに過酷な運命で、私はただ次の震災に震えていたのを覚えています。
 この地球は今まで天地がひっくり返るような変動を繰り返してきたわけで、それが明日起こってもおかしくないのです。恐竜が闊歩していた時代に隕石が中米に落下して、その灰が空を覆い地球は氷河期なったと私は生徒に話していますが、実際にもしまた起こったら人類は消滅するのかもしれません。異常気象が叫ばれる昨今、それらは地球が変化し始めている予兆だという科学者もおりますが、自分のことだけ考えて自分勝手な国策に走る国の指導者もいます。何か起こってからでは遅いから、今から手立てをと考えても一向にらちがあきません。
 結局はなるようにしかならないことに、妥協するしかない人類なのかもしれませんが、もう少し人類は痛い思いを経験しないと、わからない動物なのでしょうか。高知を含む南海大地震はいつ起きてもおかしくないとのことですから、今日を吉日として生きてゆきたいとまたまた思う私です。