同年代のアイドルの死

 まさに同世代の西城秀樹さんが亡くなったそうだ。若い頃彼を見る度に、人間生まれ持って平等というのは嘘だと思うほど、かっこいいアイドルであった。彼のまさに全盛時、YMCAヤングマンがTBSのヒットパレードで最高点の9999点を取った時、私は母校吹奏楽部のボランティアコーチをやっていて、この曲を吹奏楽用にアレンジして演奏会で披露したのである。今のようにヒット曲の吹奏楽アレンジがタイムリーに売り出されていない頃で、作曲法や編曲法を大学時代に個人的に学びかなりの数の編曲をしていたから、コーチとしてどこの吹奏楽バンドよりも、早くヒット曲をコンサートで演奏できたのである。この曲もしかり、自分自身で編曲・指揮して手書きしたバンド総譜の表に「ヒットパレード9999点獲得記念」と書いた事を覚えている。そのバンドのコンサートは、1500人のホールに聴衆が入りきらないくらい満員になるほどの人気だった。
 しかし彼は若くして脳梗塞を発症し、リハビリをして元気になったが再び発症したのである。健康管理や食生活に問題があったのではないかと想像するが、まさしくアイドルとして生き抜いた人生だったと思う。私は彼ほどかっこよくない分、長生きできる術を身につけられているのかもしれない。そう考えるとやはり人間は平等なのかもしれない。西城秀樹さんのご冥福を祈ります。
 塩分控えめ、腹八分目に適度な運動、ストレスをためない生活を実践していこう。そして多くの生徒のためにも今をしっかり生きる!