投稿 なでしこジャパンに感謝

 連休深夜、仮眠を取って女子ワールドカップ勝戦を見るべく、テレビのスイッチを入れた。
 噂には聞いていたがアメリカ選手の体格は、日本メンバーと比べたら一回り以上は大きく見え、先制点を取られた時は、「やっぱり・・・」と思ってしまった。しかしまったく動じない彼女たちは、果敢に攻撃しかけ同点にするのである。そして延長戦、再び先制されたときは正直「もうだめか・・」と思ってしまったが、なでしこメンバーはあきらめず、どんどん攻め込んで行ったのである。そして延長戦終了直前に再び同点になった時は思わず、鳥肌が立ってしまった。眠気などどこへやら、手を握り締め応援している自分がいたのだ。そして試合はPK戦にもつれ込んでしまう。いったい誰がこの試合をこんな展開になると、予測しただろうか。PK戦ではアメリカの選手たちは、力が入っていて、心がもう折れているようにさえ感じた。まさに「柔よく剛を制す」であり、だからスポーツは面白い。女子サッカー史に残る、名勝負となるだろう。
 いろいろな事でいま元気がないわが国日本、戦後フジヤマのトビウオとしてわが国を元気付けた古橋選手のように、スポーツは一番国民を早く元気にしてくれるかもしれない。「なでしこジャパン」のメンバーに心から「ありがとう!」と言いたい。

 このブログは高知新聞7月20日付け朝刊 声・ひろばに掲載されました。
http://www.kochinews.co.jp/voice/1107/110720vhiroba01.htm