映画 Dream

3/13の未明、NHK総合テレビで洋画が放映されていた。BS放送ならともかく地デジチャンネルでそれも全編字幕スーパーで放送されると知り、深夜だったが見入ってしまった。天才的な才能のある女性たちが、黒人というだけで差別と偏見にさらされていた時代の実話の物語である。民主主義、人間平等の権化であるアメリカも60年前は、こういう差別が普通に行われていたのだ。

 現在宇宙技術は格段に進歩していていて、ドラマに出てくるコンピューター会社は今やアメリカの企業ではなくなっている。しかし、どんなに世の中が進んでも人間の本質は変わらない。いま起こっている世界的な出来事に対して、NHKなりに立ち上がっているようにも思える内容であった。原題は Hidden Figuresで 「隠された数字」とでも訳せるだろうか、お勧めしたい作品である。

調べたら予告編や映画の内容が出ていたので添付しておきます。

 

映画『ドリーム』予告A - YouTube

(あらすじ)

1962年に米国人として初めて地球周回軌道を飛行した宇宙飛行士ジョン・グレンの功績を影で支えた、NASAの3人の黒人系女性スタッフ、キャサリン・ジョンソン、ドロシー・ボーン、メアリー・ジャクソンの知られざる物語を描いたドラマ。ソ連アメリカの宇宙開発競争が繰り広げられていた61年、米バージニア州ハンプトンにあるNASAのラングレー研究所に、ロケットの打ち上げに必要不可欠な計算を行う黒人女性グループがいた。なかでも天才的な数学の才能をもつキャサリンは、宇宙特別研究本部の計算係に抜てきされるが、白人男性ばかりのオフィス環境は、キャサリンにとって決して心地よいものではなかった。一方、ドロシーとメアリーもそれぞれ、黒人であるというだけで理不尽な境遇に立たされるが、それでも3人はひたむきに夢を追い続け、やがてNASAの歴史的な偉業に携わることとなる。