投稿 龍馬伝通り構想

 先日の高知新聞のニュースに、境港市の妖怪道路の記事が載っていた。数年前私も訪問してみたが、水木しげる作品の漫画「ゲゲゲの鬼太郎」に出てくる妖怪たちのオブジェが、通りに溢れていたのである。もとはさびれた地方都市の普通の通りだったのだろうが、それがあるだけで観光都市として再び息を吹き返したというのだから、興味深い話である。一方今年全国的に注目された「龍馬伝」がもうすぐ終わってしまう。「土佐・龍馬であい博」も開催され例年になく観光客が増えた高知県で、これからも長くこの「龍馬伝」を顕彰すべく「龍馬伝通り」が出来ないかと思う。
 番組に登場した歴史上の人物とそれを演じた俳優の顔写真なりをその通りにずっと設け、通りの終点には龍馬と彼を演じた福山雅治氏の写真を掲示し、毎日のように「龍馬伝」が見られる施設があるのである。潮江橋から桟橋通り辺りが「龍馬にあえる道」となっているので、その「龍馬伝通り」の終点を自由民権記念館あたりにしたらどうだろうか。愛媛県大洲市には放送から40年以上経った今でも朝のドラマ「おはなはん」の撮影現場を記念して「おはなはん通り」が存在するくらいだから、もっともっと我が県は今年の大河ドラマ龍馬伝」を、後世にアッピールできるようするべきではないかと思う。それで観光客が増えれば安いものだ!

このブログは11月17日付 高知新聞朝刊 読者投稿欄「声ひろば」に掲載されました。