ブラタモリに学ぶ  投稿

 NHKブラタモリという番組を毎週見ているが、9/30の放送は高知が舞台であった。そしてホスト役の方が良く知っている友人であり、大変興味深くまた楽しく郷土の歴史や地質学まで学ばせてもらった。
 地理学には行動地理学とか環境地理学という分野があり、確かに地理的な環境が、そこで生まれ育った人間に与える影響は計り知れないだろうし、県外に行くと、その地方の気候や環境に強く影響された人間形成が存在すると、強く感じるのである。さらにそれらが思想や言語まで関係している考えれば、地理学というのは大変我々に密接なものであると、この番組から教えられたのである。
 龍馬の話や繁華街の歴史的な痕跡も面白かったが、住吉海岸の横に歴史的な地質学の発見を実証した証拠があると知った時は、衝撃であった。越知の横倉山は地質学的に有名だが、孕や大畑山の山々の地形が地震を引き起こす地球のプレート対流でできた事は、全く知らなかった。
 生まれ育ったこの素晴らしい土佐の高知を、私はすごく誇りにしている。よさこいやカツオや龍馬だけでなく、もっと違う郷土を知りたいと楽しく思わせてくれた番組であった。

このブログは高知新聞読者欄 ひろばに2017/10/15朝刊に掲載されました。
https://www.kochinews.co.jp/article/132211/