遅咲きのひまわり

 高知県四万十川河口にある四万十市(旧中村市)が舞台のテレビドラマが放映されている。応仁の乱を避けてこちらに逃れてきたお公家様が開いた街で、高知の小京都と言われており私達が使う土佐弁とは少し違った幡多弁を使う地域である。特急でも2時間半かかり高速もまだ半分くらいしか完成していないが、高速が全線完成すれば2時間掛からないで行けるそうだ。平成の町村合併で四万十市としてかなり広くなったが、街中の商店街はシャッター通りになり、過疎化の波は容赦なくやってきている地域でもある。
 そのような社会問題を、地域おこし協力隊として都会からやってきた若者の目を通して展開されるストーリーでまた、主演を今人気絶頂のジャニーズ事務所メンバーが演じ、覚えやすいテーマ曲が流れ美しい町並みが映し出されているからか、先月からの四万十市を訪れ服を着たまま四万十川に飛び込む?カップルの若者や、四万十市役所のHPへのアクセスが大変増えているようにも聞く。これから物語がどのように展開されるか分からないが、県の予算を上げてこのようなドラマや映画の誘致をしてゆくべきではないかと思うのだ。制作費の何割かを援助しますとかすれば、あの雄大四万十川の自然環境は制作者の心を大きく揺さぶるのではあるまいか、そして他には高知を舞台の小説に対する高知文学賞を作る。高知を舞台にした小説が応募の条件で3年に一回くらい開催していくのである。
 遊園地もプラネタリュームも無くテレビ朝日も映らない高知県高知市以外には常設の映画館も無いし、仕事もたいしてなくて物価はなぜか安くないから若者が居つくはずもなく、人口は減り県の収入は減るばかりであろう。せめてこのようなお金を掛からない対策を講じてでも、観光収入でも増やせないものだろうか、かつおのたたき料理や龍馬だけではあまりに寂しい・・・。
下記のサイトで今回取り上げた番組が見られるようだ。
http://doramano.blog135.fc2.com/blog-category-330.html
多分来月には終わるだろうが、高知県のてこ入れで「北の国から」のようなシリーズ化は無理だろうか、主人公が地域に根ざしていって最後は市長(知事)になるとか、いや四万十市の契約が終わったから次は東の馬路村に行き、また一騒動起こすとか・・・。こんな素人の私でもいろいろアイデアが浮かんでくる。